2019年11月19日、
青森市が進めている新青森駅周辺整備において、
遂に東口の2区画を売却したことを明らかにした。
新青森駅周辺と言えば、
市内の人なら勿論のこと、
県内外の人もご存知であろう、
青森市の新たな玄関口であるにもかかわらず、
ホテルやら商業施設やら何もない空白地帯であることだ。
駅前の割にはあまりにも殺風景なので、
個人的にこの様を「サバンナ状態」と呼んでいる()
勿論、ただディスっているのではなく、
あくまでも今後の発展に対して期待を込めているものである。
しかし、そんなサバンナ状態から間もなく脱却しようとしている。
これまで新青森駅周辺には、
総合病院や家電量販店、
自動車販売店などが進出しており、
先般は2棟のホテル建設が事実上決定した。
そして今回もその流れに乗って、
念願の東口2つの区画売却に成功したのである。
東口は新青森駅にとって正面口なので、
開発には是非とも気合を入れつつも、
慎重にコマを進めてもらいたいものだ。
では、今回はどんな種類の建物が降臨してきたのだろうか?
駅前には異色?レストラン・宴会場と福祉施設が進出!
これまではホテルやテナントビルなどの進出が多かったが、
今回はそれとはジャンルが異なる、
何とレストラン・宴会場と福祉施設の進出が決まったのである。
東奥日報:新青森駅周辺保留地、残り1区画に から引用・加工
こちらがレストラン・宴会場の建物の完成予定図だ。
オシャレでやたら外観に凝っており、
囲いや窓の外側に植物を植えている光景は、
まるで表参道のようではないか()
レストラン・宴会場については、
八戸市にある冠婚葬祭業「江陽閣」と、
青森市にある「玉姫グループ青森」が協力し、
東横インの南側に建設する。
区画は3581平方メートルで、
販売予定価格では4億7997万円9960円。
そのうち市が助成分として36%出しているが、
価格は駅前一等地の割にやたら安く感じる。
調べたところ、
何と東京の住宅地なら200~300坪で買えるらしい。
やはり新幹線開業の「旬」が過ぎた影響だろう。
レストラン・宴会場は同じ建物で鉄骨3階建、
それに加え車社会を見越してか5階建の立体駐車場も整備するという。
総事業費は14億1900万円である。
東奥日報:新青森駅周辺保留地、残り1区画に から引用・加工
福祉施設については、
青森市の「ゆきわり荘」が生活介護事業所を、
ABホテル北側に建設することが決定した。
区画は2301平方メートルで、
販売予定価格は2億2046万9330円。
こちらも市の助成で34%カバーしている。
生活介護事業所については、
首都圏からの知的障害者を受け入れ、
青森市内の障害者施設で作られた料理などを提供するコーナーも設ける。
これについては新幹線駅が近いということで、
首都圏からの誘客という意味も込めると、
いいビジネスになりそうである。
総事業費は11億3050万円である。
なお、今回の売却によって、
新青森駅周辺にある全18区画中17区画が埋まることになり、
遂に残り1区画になるまで大幅に進展。
長いトンネルの出口はもうすぐそこだ!
今回の2区画売却に対する率直な感想 福祉施設は正面口に必要か?
今回の2区画売却について、
この記事をご覧になっているあなたはどう感じただろうか?
個人的に思っているのは、
レストラン・宴会場の件についてはまだ良いものの、
果たして福祉施設を正面口である東口に持ってくる必要はあるのだろうか?
と感じた次第である。
県都の新幹線駅の正面口ですよ?()
福祉施設なんて駅の隅っこや裏口に建てても事足りると思うのだが・・・
やっぱり正面口はガッツリホテルやオフィスビル、
複合商業施設といった、
若者やビジネスマン、
観光客などが気軽に集える空間をつくったほうが、
駅前の賑わい創出に貢献してくれやすい。
現状西口は総合病院や薬局、
クリニックが集中する医療都市であるため、
だったら福祉施設こそ西口に持ってくれば良いではないか。
個人的に、福祉施設をわざわざ正面口に持ってくる必要性があまり感じられないと思った。
今回の2区画売却の是非を投票・アンケートで募集!
個人的な感想をぶちかますだけではアレなので、
今回の2区画売却に対してどう思ったか?
ぜひあなたの意見をお寄せいただきたい。
なお、投票する際には賛成か反対かのほかに、
なぜそのような意見になったのかの理由も付け加えていただくとありがたい。
アンケート募集期間は2019年12月18日迄。
たくさんのご参加お待ちしております!
※投票フォームが上手く表示されていませんでしたので、改めて開設します。申し訳ありません…
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