十和田市のDMO(観光地域づくり推進法人)と十和田奥入瀬観光機構が11日、
十和田湖を周遊できる新たなスポーツバイク用電動自転車の試乗会を開いた。
従来は単なるママチャリに電動アシスト機能を備え付けた自転車の貸し出しを行っていたが、
十和田湖周辺には急こう配の箇所がいくつかあるため、
観光客からは「もっと楽に乗れる自転車が欲しい」との声があったという。
いわゆる、マウンテンバイクに電動アシスト機能を備え付けた自転車と言えよう。
十和田湖、奥入瀬渓流といえば、
全国でも名高い観光地として知られており、
新緑や紅葉の季節になると大勢の観光客が押し寄せる。
青森でサイクリングをする際には、
必ず寄っておきたいスポットだ。
なお、今回新たな自転車は、
国立公園での「E-bike」レンタル事業導入に向けて取り組む、
福岡市にあるアウトドア事業者「ヤマップ」という会社の提案によって試乗会が行われた。
さらにヤマップによると、
自転車開発に当たっては、
パナソニックの関連会社が開発した車体に、
ヤマップが開発するおすすめのサイクリングコースを案内するスマホアプリを組み合わせたという。
確かに十和田湖・奥入瀬渓流初心者にとっては、
ルート案内があればサイクリングもサクサク進むだろう。
現在、中部山岳国立公園と大山隠岐国立公園でのE-bike導入に向けて開発中とのことだそうだ。
「E-bike」は30万円の自転車!?
一方、アマゾンなどで売っている電動アシスト付き自転車というのは、
価格もそれなりに高い。
ものによっては数十万もするケースもある。
そして今回のE-bikeはどれくらいの価格なのかというと、
なんと30万円を超えるというのだ。
30万円の電動アシスト付き自転車は、
これまでにあっただろうか?
高くても10万円台程度に収まるのがほとんどだと思うのだが、
E-bikeはその3倍以上というのだから、
それ相応の設備があるに違いない。
そのため、開発に当たっては単なる移動手段だけでなく、
ルート案内やアクティビティー(リゾート地での遊び)としての魅力づくりが必須だと関係者は言う。
確かにこれだけ高価な自転車であれば、
レンタル代も大分かかるのかもしれない。
おおむねレンタサイクル料金というのは、
場所にもよるが500~2,000円台が多い(青森県内では下北半島のレンタサイクル料金は嬉しいことにタダである)。
E-bikeはそれを容易に超える金額になるのだろうか・・・?
「E-bike」は十和田湖観光の救世主になる?
十和田湖を一周するとなると、
最大約600mもの高低差を登らなければならない。
これは初心者にとってかなりきついコースであり、
一周するだけで182分(約1時間20分)もかかる。
このことから、
今回のE-bikeにあたっては、
もし導入されるならばそのメリットは大きいのではないだろうか?
コメント