【東北2例目】津軽線油川駅に郵便局移転!今後拡大する可能性ある駅も予想

青森鉄道ニュース

2025年春 油川駅に郵便局オープン!

青森エリアの無人駅に明るい兆しが到来しようとしている。

日本郵便東北支社とJR東日本盛岡支社は9月23日、

津軽線油川駅に郵便局を開設させることを発表。

新たな郵便局名は「油川駅郵便局(仮称)」とし、

2025年春の開業を予定。

現在、駅舎改修工事が進められている。

尚、郵便局の開設は、

あくまでも新設ではなく移転である。

既存の「油川郵便局」が、

当駅から百数十メートルと近い位置に所在しているが、

建物の老朽化及び駐車場が狭いということで、

2017年(平成29年)に改築が行われたばかりの、

油川駅を活用する流れで開設する。

東北では作並駅に次いで2例目!

以前、当ブログでもお伝えしたが、

郵便局と駅の窓口業務の一体運営に関しては、

日本郵便とJR東日本が2024年2月に締結し、

地域社会の活性化に貢献するとして、

その一環で今回油川駅に郵便局を設置する運びとなった。

東北では仙台市にある作並駅(仙山線)に次いで2例目となり、

今後更に青森エリアをはじめ、

JR東日本管内の無人駅において、

郵便局と駅の窓口業務の一体運営が拡大する見込みだ。

尚、郵便局による駅窓口の取扱業務に関しては、

列車の発車時刻や運賃の案内、

遺失物の預かり業務などに限る。

清算業務や普通乗車券、

定期券といった切符関係の業務は行わない予定とのこと。

そのため、以前設置されていた自動券売機は、

現時点では再稼働させないようだ(原発のようなニュアンスw)。

無人駅から有人駅へ事実上復活か?

特に地元住民ならご存じの通り、

油川駅は2023年(令和5年)のダイヤ改正で窓口が廃止され、

無人駅となった。

そこへ2025年春に郵便局が移転開業し、

“人”が駅舎内に配置されるという訳であるから、

事実上、2年ぶりに無人駅から有人駅へと復活する見込みである。

実際、作並駅のケースでは、

郵便局が駅舎内に移転開業したと同時に、

「簡易委託駅」として再び稼働していることから、

油川駅に関しても上記のパターンになると思われる。

折角駅舎を最近新しくしたのだから、

郵便局が移転開業した暁には、

大いに有効活用してもらいたいものだ。




青森エリアで今後拡大する可能性のある駅は?

油川駅に郵便局が開設されるのは、

青森エリアでは史上初のこと、

先述の通り東北では仙台市の作並駅に次いで2例目となる。

今後も無人駅の駅舎を有効活用すべく、

更なる郵便局と駅窓口の一体運営が加速すると思われるが、

では、我が青森エリアでは具体的にどの駅が、

今後一体運営する可能性があるのだろうか?

あくまでもアオラボ独自の予想ではあるが、

共通点として以下の条件を満たせば、

その可能性が高いと思われる。

  • 駅舎改築が最近行われたがその後無人となった駅(事務室の抜け殻が残存している状態)
  • 老朽化している郵便局の局舎が付近にある無人駅
  • ある程度の利用者数が現在でも維持もしくは増加している無人駅

※あくまでもJR東日本管内の駅に限る

逆に以下の項目に当てはまる駅は対象とならない可能性がある。

  • 郵便局の局舎が比較的新しく駅舎のほうが老朽化している無人駅(事務室の抜け殻が残存している状態であっても)
  • 最近駅舎改築が行われた無人駅(事務室も撤去された状態)
  • 利用者数が少ないないし減少傾向にある無人駅

以上の条件と項目を踏まえると、

可能性のある駅としては・・・

  • 陸奥湊駅

意外にも1駅しか条件に当てはまらなかった。

まず、陸奥湊駅は2021年(令和3年)に、

みどりの窓口が廃止され無人駅となったが、

駅舎は最近リニューアルされており、

まだまだ使用可能な状態。

旧窓口もいまだ残存しており、

自動券売機が現在でも稼働している。

2018年の1日平均乗車人員データにおいても、

作並駅が186人なのに対し、

陸奥湊駅は134人と、

そこまで大差がない。

「1日平均乗車人員が100人以上」が条件かは不明だが、

ひとまず一定の利用者数がいるのは確かである。

また、陸奥湊駅は日本三大朝市の一つ、

館鼻岸壁朝市の会場の最寄り駅であるがゆえ、

観光客の利用も多い。

そのような目的で利用する人のためにも、

人員の配置があるかないかでは大きく利便性が変わるだろう。


一方、当駅最寄りの八戸湊郵便局は、

局舎を見渡した感じだと外壁にひびが入っていたり、

錆が付着していたりと、

他の郵便局と比べやや老朽化が目立つ。

また、多くの郵便局では最低でも3台程度、

駐車場を確保しているが、

八戸湊郵便局は”隣接する駐車場”が一切ない。

案内では向いの商店?の駐車場を利用するよう、

立て看板が設置されているとはいえ、

手狭な駐車場が故、

利用しやすい状況とは少なくとも言い難い。

よって、油川駅の次は陸奥湊駅にワンチャンス可能性があると、

個人的に予想する。

駅窓口と郵便局一体運営で地域活性化を!

今回の油川駅における駅窓口と郵便局の一体運営に関して、

油川駅周辺の地域活性化が期待される。

やはり、駅に人がいないと異様な虚無感が演出され、

その地域全体に活力がないと思われてしまう。

駅は本来地域の玄関口として、

これまで機能してきたわけであるから、

今後も青森エリアにおいて更なる駅の活性化に期待したい。

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