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【祝】青森市営バス100周年 全国的に珍しい”七不思議”まとめてみた

青森県内路線バス関連

2月頭に突如として、

青森駅JR線の発車メロディー(3~6番線)が変わりましたね。

しかも乗り場ごとに、

違う発車メロディーが用意されているようです。

当時は青森駅を発着する列車が、

豪雪により軒並み運休になっていて、

駅構内の様子が分からなかったため、

一瞬、フェイク動画か何かと思ってしまいましたw

これまで何十年にわたり使われてきた、

「watercrown」が聞けなくなったため、

まさに青森駅発車メロディー新時代到来といったところでしょう。


さて、青森県の県都・青森市の交通を支える青森市営バスが、

2026年3月6日に創設100周年という節目を迎えます。

この年に限って、

豪雪により異例の運休や迂回運行をせざるを得なくなっており、

波乱の展開となっている青森市営バスですが・・・

雪が解け早期の通常運行を願うばかりです。

ということでここでは、

アオラボ独自で、

全国的に見ても珍しい、

青森市営バスの七不思議的なネタをあつめてみました。

①公営バスとしては日本で2番目に長い歴史!?

 

青森市民はどの程度知っているか分かりませんが、

青森市営バスの歴史は長く、

何と、東京都に次いで2番目に開設された公営バスなのです。

創設日は大正時代の1926年3月6日。

都営バスが1924(大正13)年1月18日に営業を開始しているため、

その2年後ということになりますね。

尚、1926年の発足時は、

わずか6両のバスで、

当時の青森駅〜合浦公園前などで運行を開始しました。

因みに市営バス開業前は、

市電の敷設が検討されていましたが、

冬場は採算が取れないと判断され、

計画も消滅したとのことです。

確かにこれほど雪が積もるわけですから、

市電が走れば積雪で脱線しそうですね。

対岸の函館では市電が走っていますが、

あちらは強風が吹いて雪が青森市ほど積もらないため、

今日まで運行できているのでしょう。

②なぜか運賃を料金と呼ぶ!?

 

青森市営バスでは、

「運賃」のことを「料金」と呼んでいます。

そもそも、運賃と料金の違いを整理してみると、

まず運賃というのは、

「旅客の運送に対する対価」という意味があります。

通常であればバスや鉄道(在来線の普通列車など)では、

「運賃をお支払いの際は・・・」というのが一般的なアナウンスですよね。

一方料金というのは、

運送以外の施設の利用や、

付加サービスなどに対する対価という意味になっており、

鉄道では「特急料金」などが挙げられます。

と、このように運賃と料金は別の意味があるのですが、

なぜか青森市営バスでは、

自動放送では「料金をお支払いの際は・・・」だったり、

運賃箱の投入口にも「料金」と書かれたステッカーが貼られていたりします。

↑肝心の運賃箱は「料金箱」と言わないのですねw

尚、ポケット時刻表では「運賃」と記載されているため、

一律に統一されていないようです。

③市営なのに町村部にも乗り入れていた!?

今でこそ青森市内のみ走っている青森市営バスですが、

実は以前まで青森市周辺の自治体(東津軽郡)にも、

路線網を広げていたのです。

当時の国鉄津軽線が1951年に開業すると、

東津軽郡一帯に路線を持っていた、

青森バスという会社が経営不振に陥ったたため、

1954年に買収。

そのタイミングで、

北は竜飛(外ヶ浜町)、東は清水川(平内町)、

南は浪岡をはじめ、

観光需要を狙って、

かの有名な酸ヶ湯温泉や谷地温泉、田代平、

更には当時炭鉱の町として発展していた、

上北鉱山へも路線網を拡大したのです。

もはやカオスの時代ですねw

よって、ピーク時の年間走行距離も、

現在の2倍もあったとされています。

④人口30万都市では複雑怪奇な系統!?

現在は青森市内のみバス路線を走らせていますが、

それでも系統数としてはかなり多く、

人口30万人クラスでは珍しいとまで言われているほど。

以前当ブログで投稿した記事に、

青森市営バス全系統一覧表を掲載していますが、

市バス(旧市営バスの路線)と合わせても、

合計200系統近くあるのです。

参照:【マニア向け】青森市営バス&市バス全系統一覧表

なぜここまで複雑怪奇な系統数に膨れ上がったのかというと、

やはり利用客の細かい需要に応えるべく、

路線網を拡大していった結果こうなったと、

市営バス関係者は述べています。

よって、利用する市民や観光客をはじめ、

乗務員も最初は混乱するほどのレベルであり、

案内所やバス停でも質問する利用客を度々見かけます。

それもあってか、

青森市営バスのポケット時刻表は、

夏冬のダイヤ改正のたびに新しいものを出していますが、

毎回と言っていいほどどこかしらに記載ミスがあったりしますw

冊子の時刻表など入手するのは、

大半はマニアであると思われるため、

黙認しているのでしょうw

と、このような複雑怪奇の系統の下でバスを走らせるのは、

もはや青森市営バスを象徴とする”お家芸“と言ってもよいでしょう。

⑤岩手県のバス会社が青森市営バスに進出!?

青森市営バスでは収支状況の改善と経費削減をするため、

2004年から民間事業者へ一部路線の運行を委託し始めました。

弘前市に本社を構える弘南バスを皮切りに、

現在は岩手県にあるバス会社、

岩手県北バスが一部路線の運行を受託しています。

あれ?なぜ岩手県北バスが青森市営バスに介入してきたのでしょうか・・・?

それは2019年に、

岩手県北バスが青森市三内に営業所を開設したのがきっかけとなりました。

ここでは、高速バスの運行も管理しているため、

ついでに青森市営バスの運行委託も受け持つようになったのです。

運転席の後ろに掲載されている名札を見ると、

高い確率で岩手県北バス委託路線と書かれています。

参照:青森市営バス史上初の冬ダイヤ導入&まさかの岩手県北自動車が委託に参戦!?

一方、2012年に不採算路線として市バスに移管された9路線は、

以下の事業者が受託運行しています↓

  • 孫内線、岡町線、高田線、青い森病院線、入内線、大柳辺線:青森観光バス
  • 浪岡線:弘南バス
  • 青柳線、矢田・滝沢線:八洲(やしま)交通

以上の市バス9路線を合わせれば、

実に4事業者が絡んでいることになります。

⑥国道だけ待合室がない!?

普段利用しているとふと気づくと思いますが、

青森市内各所には、

雪国仕様のための全方位型待合室(アクリル板で覆われたもの)がバス停に設置されています。

しかし、なぜか国道に面したバス停に限って、

全方位型の待合室が存在しないのです。

県道や市道に面したバス停にはよくあるのに、

なぜ国道にはないのでしょうか?

以前青森市に確認を取ったところ、

国道であるため国の管轄、

よって設置に費用を要することから困難という回答がありました。

とはいえ、吹雪の中だとバス待ちは若干苦痛ですよね・・・

弘前バスターミナルのような、

建物の中に乗り場があれば最高なんですが、

現状では難しいでしょう。

⑦「本線」とは?

ポケット時刻表などでは、

観光通り線や小柳線など、

通りや地名を冠した路線ごとに振り分けられていますが、

その中で目に留まるのが「本線」という路線名。

ポケット時刻表の最初に出てきますが、

そもそも「本線」とはどこを走るのでしょうか?

答えは、青森駅~県立中央病院前及び、

青森駅~東部営業所の系統を指すのです。

冒頭でもちらっと解説しましたが、

1926年の発足時は、

当時の青森駅〜合浦公園前などで運行を開始したため、

その区間を「本線」と呼ぶようになったのが始まり。

そこから徐々に枝分かれするように路線が拡大されていったので、

創設当時から開設した路線を「本線」としているというわけです。

ただし、現在では「本線」と呼ぶケースは少なく、

新聞やテレビなどのメディアでも「本線」とは呼ばず、

通りの名前や地域名を冠した路線名で呼ぶのが主流となっています。

高齢者であればその辺に関して詳しいかもしれません。

総括

と、このように数々の激動の時代を乗り越えてきた青森市営バス。

近年は全国的に運転手不足が深刻となっており、

地方のみならず東京など大都市でも減便が進んでいます。

また、青森市営バスのような公営企業も昔に比べ、

大幅に減っており、

民営化したところも数多く存在します。

ただ、民間企業になるため、

路線の廃止や減便といった方針が公営企業に比べ、

進めやすくなる傾向にもあります。

そういった側面では、

青森市営バスは今後も公営企業として、

青森市民の足を支える存在であってほしいものですね。

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