【大変貌】津軽新城駅新駅舎開業!スタバ風の洒落たデザインに

青森鉄道ニュース

2023年、新年一発目の投稿!

昨年に引き続き今年も青い森研究所をご愛顧賜りたい。

さて、奥羽本線津軽新城駅改築の第一報がJR東日本秋田支社より2022年7月に報じられたが、

2022年12月26日頃より遂に新駅舎が開業。

おおよそ半年間にわたって旧駅舎解体・新駅舎工事が行われた。

通常なら、新駅舎開業の通知がJRよりプレスリリースを通して報じられるのだが、

今回は一切その報道がなかったため、

実際に現地に足を運んで工期が記載された張り紙をチェックして、

何月何日に新駅舎が開業するのかを予測する手段しなかったのである()

おまけに東奥日報のほうでも新駅舎開業の報道が現状なされていないため、

情報が入りづらいだろう。

まあ細かいことはさておき、

今回はその津軽新城駅新駅舎を視察した様子をお届けしようと思う。

12月26日当日は珍しく晴天であった。

まずは新駅舎の正面から。

外壁にはやや明るいブラウン系の木目調を使用。

高級感と重厚感がありメリハリの効いた仕上がりとなっているのが特徴だ。

屋根に関しては右に行けば行くほど高くなっており、

どこか躍動感を放つ構造である。

拡大したものがこちら。

上が”駅舎そのものの外壁”で下が”通路の外壁”であり、

ご覧のように使っている建材が微妙に異なっているのが分かる。

”駅舎そのものの外壁”のほうは凹凸があり、

どこか遊び心が出ているようにも感じ取られる。

そして駅名看板であるが、

これまた青森エリアの駅では珍しい明朝体のフォントではないか。

明朝体のフォントで記された駅名看板は、

直近のところあの高輪ゲートウェイ駅が有名なぐらいであり、

なかなかレアなものである。

逆に言えば、ブラウン系の木目調で高級感と重厚感を醸し出しているところに、

この明朝体フォントの駅名看板を加えれば結構調和しているように見える。




さて、ここまででお気づきの人も多いと思うが、

JR東日本秋田支社が2022年7月に報じた新駅舎イメージと比べ、

だいぶ変更点があり少々戸惑うレベルである。

まあ個人的にはこちらのほうが何倍もおしゃれであり、

いい意味で裏切られた感じである。

こちらは待合室。

旧駅舎と比べ大分スペースが縮小された。

ベンチは純粋無垢な木材をそのまま使っているデザインであり、

距離を詰めれば大体6人程度座ることができる。

とは言え、当駅の直近の1日平均乗車数は360人程度であるため、

ラッシュ時は待合室が混むかと思われる。

駅舎内の通路はご覧の感じ。

電光掲示板や時刻表、

運賃表といった必要最小限のものしか掲示されておらず、

悪く言えば殺風景である。

一方、屋根はややベージュ色に近い木目調の建材を使用。

外壁のブラウン系の木目調と相性が良くどこかあずましさを感じさせられるデザインだ。

身近なところで言うとスタバの店内の雰囲気に近い。

床に関しては白色のフロアタイルを使用しており、

旧駅舎のコンクリート舗装と比べグレードアップした。

ホームへの入り口は2か所用意されており、

1つは点字ブロックが敷かれた通路でホーム上屋との接続もされていることから、

雨にぬれず列車待ちができる。

旧駅舎はホームの上屋と接続されておらず、

旧駅舎⇔ホームの移動時は雨に濡れやすかったため、

その点に関しては利便性が向上したと思われる。

ホーム側の新駅舎がこちら。

屋根に照明がついているため夜間はこれらが点灯する。

倉庫のシャッターが黄金色なのがどことなくゴージャスである。

新駅舎の見どころとしてもう一つ挙げたいのが夜間の時間帯。

昼間と比べ更に高級感や重厚感を演出しているのが分かるだろう。

特に”駅舎そのものの外壁”のほうは凹凸がある関係で、

昼間よりも影が反射してより際立って見える。

個人的には昼間と比べ夜間のほうが、

新駅舎としての本領を発揮しているように思える。

このような感じで、

コンパクトながらも建材には割と工夫を凝らしている津軽新城駅。

新駅舎としての新たなスタートを切ったところである。

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