先般の青森市営バスICカード導入に続き、
これまた良いニュースが飛び込んできた。
青森市議会では2月28日、
青森市営バスの位置情報をスマホで確認できるロケーションシステムを、
2023年3月をめどにサービスを開始することを発表。
ロケーションシステムでは、
バスが今どこを走っているのかを把握できるほか、
遅延が生じた際には何分遅れているのかの遅延時間も表示できるようにするとのこと。
青森市営バスのロケーションシステム導入に関しては、
長らく市議会や利用者から導入してほしいという声が挙がっており、
個人的にもだいぶ前から早期の導入を望んでいた。
この、ロケーションシステムが最も活躍するのは冬場。
なぜなら、これまでの冬場におけるバス待ちの劣悪な環境に、
何度も嫌気がさしたからだ。
冬場や猛暑の日以外は比較的気温が穏やかであり、
外でのバス待ちではスマホで時間をつぶすことができた。
しかし、冬場は雪が積もっており、
特に吹雪の日なんかはバスを長時間待つのは苦痛以外の何物でもない。
スマホで時間つぶしをしようとしても、
寒すぎて手袋を脱げないためスマホの操作が困難。
なので何もせずひたすらバスを待つというのが現状である。
鉄道と異なり、バスは駅舎というものが存在しないため、
雪が入ってくるクソ寒い待合所でひたすら待つ必要がある(それでも最近待合所が増加しただけでもありがたいが)。
いくら厚着をしていようが、
やはりじっと待つと体温が下がってくるため非常に酷である。
だが、この惨状をロケーションシステム導入で解決できる可能性が出てくる。
青森市は全国的にも日本屈指の豪雪地帯として有名であり、
豪雪時はバスが20分前後平気で遅れてくる。
特に今年なんかは2時間遅れもしばしば発生し、
もはや運休と同じ惨状であった。
それを知らずに吹雪の中バス待ちするのは精神的にもかなり厳しい。
でも、ロケーションシステムを導入することで、
あと何分でバスが来るかが分かるため、
到着まで暖房が入っている店などで待つことが可能。
これによりバス待ちの精神的な苦痛を大幅に解消できるというわけだ。
あとは、ロケーションシステムが具体的にどのような仕様なのか?
ただでさえ青森市営バスは系統数や本数が多いため、
それに応じたキャパシティにシステムが追いつかなければならない。
JR東日本のどこトレと似たようなシステムであれば飛躍的に便利になるのだが、
まあそれは市のお財布と相談しながら可能な限りでシステムを開発してほしい。
ともかく、これで吹雪の殺戮的な待ち時間を回避できるなら私としては万々歳である。
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