2022年3月5日、
遂に青森市営バス等でもsuica機能が付いた「アオパス」が使えるようになった。
当ブログでも複数回掲載してきたが、
青森市営バス等はJR東日本管内で最近導入が進んでいる、
「地域連携ICカード」という名目で今回導入に踏み切った。
先週は八戸市営バス、南部バスでもICカードのサービスがスタートし、
青森エリアでも地域連携ICカードの導入が加速している。
青森市営バスではこれまで定期的にバスを利用する場合、
定期券以外ではバスカードを使うことが多かった。
バスカードもICカードと同様、
事前に利用する金額を決めて購入する前払い方式だったのだが、
従来通り整理券を取らないといけないため、
これがまた地味に面倒であった。
特に荷物を多く抱えながらバスに乗るときや、
雨の中傘をたたむときには一手間かかる作業である。
それ以上に、整理券を取り忘れると、
今度は降車時において精算に手間がかかる。
運転手に整理券を取り忘れた旨を伝えなければならいうえ、
運転手側の手間も多少なりかかってしまう。
整理券はこのようなデメリットがあった。
しかし、ICカードでは当然ながら整理券を取る必要がないため、
この手間が省略できるのは大きい。
あと、稀に整理券を後でとって乗車賃をケチるひねくれ者もちらほら見受けられたが、
これについても不正乗車の撲滅に期待できるだろう。
一方、1992年(平成4年)に導入されたバスカードの発売は昨日3月4日で終了。
実に30年間にわたり青森市民の足を支え続けてきた。
バスカードに関してはICカード導入後もしばらくは使用可能。
ただ、いつまで使えるのかは現時点では不明であるが、
バスカードを使っている人は中ぐらいの頻度でバスを利用しているため、
まあ1年くらいの期間あるのではないだろうか。
しかし、そんな青森市営バスのバスカードだが、
興味深い点が一つ。
それは、バスカードの愛称である。
バスカード導入初期のころはこれまた派手な名称で売っていた↓
普通バスカード:バスカード・ベルデ
通学バスカード:バスカード・トゥインクル
買物バスカード:バスカード・グッディ
フリールートカード:バスカード・ワンディ
・・・なんだこれは、実に眩しいw
まるで外国のバスカードを醸し出す愛称になっているではないかw
少なくとも導入初期のころは上記のような名称を取っており、
数年前、広報あおもりのバックナンバーでも、
これらのバスカードの愛称の記載の確認がとれた。
何ともアメリカンな愛称である。
尚、青森市営バスは青森県内で初めてバスカードシステムを導入したとのことだが、
このアメリカン漂う愛称が当時どれだけ全国に名を馳せたことだろうか・・・
上記の愛称が当時使用されていたということを想像するだけでも面白い。
そんな異例の経歴を持っている青森市営バスのバスカード。
suicaが使えるようになったことは喜ばしいが、
当初はこんな煌びやか時代もあったということをお伝えできればと思う。
↑通学バスカードは発売額5,000円なのでザっと見積もると15万円。もはや大学4年間の結晶である。普通バスカードに変わったのは社会人になったタイミング。
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