青森県内にある新幹線・在来線の駅を色々な角度から評価し、
それぞれの駅の使い勝手の良さを浮き彫りにしていくシリーズ企画、
題して「各駅評論」。
第3回は、今別町の代表駅でもある津軽線今別駅を視察。
今別町にはこれとは別に北海道新幹線奥津軽いまべつ駅があり、
こちらが代表駅かと思ってしまうが、
何せあの立地であるため空港のような感覚。
町の中心駅は依然としてこの今別駅であり、
今でも当然のように、「ここが町の中心駅だ」という感じで威厳を保っている。
ということで、早速視察していこう。
◆アクセスは良いか?(主に国道・県道から、道幅は広いか?)
今別駅へのアクセスは割とシンプルである。
青森方面から県道14号でアクセスする場合、
国道280号との交差点を直進して右に曲がればすぐたどり着く。
但し、これといった看板はない。
実は駅前の通りが既に県道244号だったりするが、
標識も何もなく100メートル程度で終わる超短距離県道であるため、
言われないと気付かないだろう。
◆パークアンドライドは整っているか?
今別駅の駐車場は町の中心駅ということもあり、
最大で6~7台は停められるほどのキャパがある(駅舎の左側の駐車スペースとのトータル)。
実はかつて上の画像にはトイレの建物があったのだが、
2017年の駅舎改修により駅舎内にトイレが移り、
旧トイレの建物は解体された。
このため、2台分ほどの駐車スペースが確保されたのである。
トイレは駅舎内に移されたが、
まさか旧トイレの建物をぶっ壊した代わりに駐車スペースが拡大するとはw
普通なら跡地は砂利にして放置プレーするが舗装もきちんとされている。
◆駅舎・待合室は綺麗か?(築年数ではなく、手入れがきちんとされているか?)
リニューアル工事が最近行われたこともあって、
駅舎内は割ときれいに保たれていたが、
唯一、床に空き缶が1缶置かれていたままになっていたのが気になった。
椅子は8席設置されており、
全ての椅子には手作りと思われる座布団が置かれている。
細かいところではあるが、
こうしたものによって地域住民からの温かいおもてなし精神が感じ取られるのは、
通勤通学利用者だけでなく旅人としてもうれしいことだろう。
◆トイレは整備されているか?(ある駅は綺麗か、暖房便座か、石鹸はあるか)
使われなくなった窓口があったスペースをテコ入れし待合室が拡大。
これにより画像左奥にトイレが外から移ってきた。
トイレに関しては暖房便座であり、
ボタンを押せば石鹸が出る機能が搭載された洗面台も用意されていたが、
肝心の石鹸は出てこなかった()
たまたま石鹼が切らしていたのかもしれないが、
ここも対応してくれれば更に高評価である。
◆バリアフリーが保たれているか?(ホームまでの段差の有無)
現在は1面1線の棒線駅であるため段差もなくバリアフリーが自然に保たれている。
ただ、スロープ状になっているためホームの端っこは線路と同じ高さになっており、
実際に列車が眼の前に来た暁にはちょっとスリリングである。
尚、1枚目はホーム側の駅舎外観であるが、
正面側とは裏腹にリニューアルしました感がさほど感じられない。
おまけにドアの数が狂気的であるw
◆裏口は整備されているか?(裏口が地理的理由上必要ないと判断した駅は自動的に3点加算)
裏側は住宅街も無く裏口を造る必要はないとみたため、
当シリーズのルールに従って自動的に3点加算する。
因みに裏側には海峡あすなろ公園という公園があるが、
調査の段階で初めて知った。
芝生も整備されていてバイクツーリング御用達の公園らしい。
◆総括
項目 | 点数 | 備考 |
アクセスは良いか? | 3 | 看板はないがアクセスは比較的容易 |
★▲パークアンドライドは整っているか? | 3 | 旧トイレが解体された分駐車スペースが拡大 |
★駅舎・待合室は綺麗か? | 4 | 基本的には清潔感があり、手作りの座布団が高評価 |
★トイレは整備されているか? | 3 | 暖房便座で洗面台もあるが石鹸は出なかった |
バリアフリーが保たれているか? | 4 | ホームまではスロープで繋がっている |
★裏口は整備されているか? | 3 | 裏口が地理的理由上必要ないため3点加算 |
合計 | 20 | 町の中心駅でもあり設備は比較的良い |
◆点数 |
▲0・・・無い |
1・・・悪い |
2・・・やや悪い
|
3・・・やや良い
|
4・・・良い |
★5・・・とても良い
|
※2022年5月15日視察
※全駅視察終了後に評価を調整する可能性あり。
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