2022年も6月に入り、
残すところ早くも半年ほど。
青森県内では奥入瀬渓流や白神山地をはじめとする新緑の観光地が見ごろだ。
さて、今月あたりから本格的に建設工事が始まる、
青森駅東口複合ビルの件について続報が舞い降りてきたので整理していこう。
JR東日本青森商業開発の紺野社長が5月27日までに東奥日報のインタビューに応じたところ、
以下のようなスキームを掲げた↓
- 地域住民をメインターゲットとした店舗構成とする
- 観光客はサブターゲットで土産物が中心にならない
- ラビナの新館ができるイメージにする
- ラビナの設備更新・一部のテナントを入れ替える可能性
- 3階の屋上テラスは海が見えるようにする
- 内装は青森の伝統文化をモチーフにする
具体的な店舗構成までは決まっていないが、
ベースとしては上記の計画で進める方針のようだ。
ということで、順に見ていこう。
まず、複合ビル(商業フロア)のコンセプトとしては、
観光客ではなく地域住民をターゲットとした店舗構成とすること。
以前、当ブログの予測でもこれが大きな論点となっていたが、
この段階でハッキリしてきた。
個人的にも、観光客というよりかは地域住民向けのテナントを入れ、
都心部の賑わいに拍車をかけるべきだと思う。
土産物は既にアスパムにたくさんあるため、
複合ビルに入れるにしても限定的になると思われる。
以前も触れたが、
アウガの商業フロア(1~4階)がほぼすべてBANし、
都心部で若者が遊ぶ場所が少なくなったという点を踏まえると、
複合ビルがアウガの埋め合わせとして稼働すべきであろう。
勿論、どのようなテナントを持ってくるかは社長に委ねられるが、
以前、当ブログでも解説したように、
中心商店街はファッション性の高い街としてあるべきであり、
非日常を体験できるようなコンセプト(郊外の大型ショッピングモールとは異なる設計)にする必要がある。
でないと、またアウガのように大恥をかいて失敗するリスクが出てくるからだ。
まあ、今回は行政主導ではないためそこまで心配する必要はないと思われるが、
郊外の大型ショッピングモールのコンセプトと上手く切り離して考えるべきだ。
次に、ラビナとの関係性について。
社長曰く、「ラビナの新館ができるというイメージでとらえてほしい」とのこと。
つまり、テナント構成としては今のラビナを拡大するイメージと捉えるべきだろうか。
現状、ラビナが開業してから今年で36年経過し、
やや建物自体が古くなってきている観点から、
複合ビルと共にラビナも刷新・テコ入れを行うという魂胆である模様。
また、一部のテナントを入れ替える可能性があるということだが、
個人的な主な望みとしては、
- スタバをもう少し広くしてほしい
- おにぎりが充実したニューデイズを1店舗入れてほしい
と言った具合である(これ以上長くなると害悪クレーマーになりそうなので割愛w)。
スタバに関しては、定期的に様子を伺った限りでは、
利用者数の割には席数が少ないかと思われる。
平日、土休日ともに日中は常に混雑しているイメージがあり、
座りたくても座れない日も多かった。
複合ビルのイメージ図を見る限りでは、
現在スタバのあるスペースの壁をぶち抜いて連絡通路を複合ビルに通す設計になっているため、
スタバでは何かしらの動きがありそうだ。
複合ビル完成のタイミングで移転するのかは不明だが、
個人的にはもう少しスペースを拡張してほしいと思う。
ニューデイズに関しては1店舗入れ、
更におにぎりを充実させた感じにしてほしい。
というのも、ニューデイズと言えば「豊富な種類のおにぎり」というイメージがあり、
首都圏では品揃えが豊富であるところが多いが、
青森駅東口待合室にあるニューデイズは、
どうもプライベートブランドのおにぎりの数が少ないように感じる。
あるとしても味噌おにぎり程度しかなく、
ニューデイズの良さを生かし切れていないように思える。
そのため、仮に複合ビルにニューデイズを入れる計画であるのなら、
おにぎりを充実させてほしいというのが切なる願いである。
果たしてテナントはどのようになるのだろうか?
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