2020年4月7日付の東奥日報をご覧になった方はいるでしょか?
あの川部駅にまさかの東口改札が設置されるというニュースが飛び込んできました。
突然の報道だったのでちょっと驚いた次第ですw
川部駅というのは奥羽本線と五能線が乗り入れる田舎館村にある駅です。
既に弘南線にも村の名前と同じ田舎館駅というものがありますが、
どちらかと言えば川部駅のほうがグーグルマップで見た限りでは住宅が多い気がします。
しかし肝心の田舎館村役場はどこにあるのかというと、
川部駅でも田舎館駅付近でもなく、
ちょうど両駅のど真ん中にあるといった具合です。
何とも立地が中途半端ですね()
また、川部駅は弘前駅と普通列車で10分ほど、
五所川原駅までは30分ほどで着く立地にあり、
駅東側には「田舎館村工業団地」が存在します。
さすがに八戸市ほど工業団地は密集していませんが、
それなりの通勤需要がありそうなエリアです。
で、今回の報道について詳しく見ていくと、
川部駅の東側にかつてあった貨物ヤード跡地1万6千平方メートルを再利用して、
そこに東口改札を設置するというもの。
また、子育て支援を見込んだ宅地開発や無料駐車場も加えて整備するという方針です。
どうやら文章の解釈では、
新たに入口だけができるだけではなく、
きちんと改札業務も行うように改札口も新たに設置するようです。
既存の駅への改札口の新設という意味では、
青森県内の駅ではめったに見ないので、
なかなか新鮮です。
同じ奥羽本線でも利用者が比較的多い浪岡駅ですら未だに入口が1か所しかないので、
ここで川部駅が来るとは想像もしていませんでした。
イメージとしては、
既存の行き止まりとなっている跨線橋の東側の壁をぶち抜いて、
そこと東口改札へつながる跨線橋を新たにつなげるということになるのでしょうか?
あと気になるのは、
自動券売機の設置や駅員の配置ですね。
まあ、合理化の嵐が進んでいるJR東日本の体質を見れば、
駅員の配置は少々考え難いです。
となれば自動券売機の設置も微妙ですね。
※あくまでも新聞の文章から解釈した予想図です。
もともと田舎館村では不便だった駅東側の利便性を向上しようと、
これまで駅東西を結ぶ自由通路なんかも一時期計画していたようですが、
それだと通路のみでも数億円かかることが判明し一旦凍結状態になっていました。
そこで東口改札の設置に方針転換したことで、
コストを大幅圧縮できるということが分かったので、
再び整備計画が動いたという経緯です。
確かに自由通路となれば新たに奥羽本線と五能線の2つの線路をまたぐ設計になるので、
その分コストが膨張しますね。
なお、貨物ヤード跡地については2005年にJR東日本から大部分を4千万円で購入(安いw)。
残りはかつて住友大阪セメントという会社が使っていたため、
それを2012年に田舎館村に寄贈しました。
従って、駅東側にはそれなりの広さがあるヤード跡地がこれまた都合よく残っていたのです。
航空写真を用意しましたが、
いかにもココを使ってくれと言わんばかりのヤード跡地です。
逆に10年以上も放置されていたことが不思議ですね()
仮に私が村長になったら、
これだけ都合よく土地が余っているわけですから、
土地取得後はすぐさま東口改札設置&宅地開発計画を発動していたことでしょう()
一応川部駅周辺にもそれなりの住宅地がありますが、
近隣のニュータウン開発が進んだ北常盤駅などと比べれば、
やや影が薄い存在であるような感じがしますが、
それでも小規模ながら工業団地があるということは、
そこへ通勤する人をターゲットにできるでしょう。
なお、完成は2024年春を目指しています。
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