遂に激動の2019年終了まであと1カ月を切った。
今年は時代が平成から令和に変わったほか、
消費税が10%に引き上げられたなど、
まさに激動の1年だったであろう。
一方、鉄道業界においても色々と大きな動きがあったが、
今日は我が青森県内における鉄道インフラや駅周辺整備といった、
現在溜め込んでいる主な課題をまとめてみた。
青森県内の鉄道インフラや駅周辺整備等の課題はこんなにある!
上図は2019年12月現在における、
青森県内の主な鉄道インフラ・駅周辺整備に関する主な課題である。
今後における鉄道の利便性向上や新駅設置、
駅周辺整備といった事業を地図上にて表してみたが、
これまたマップを埋め尽くすほど大量の課題ではないかw
また、項目ごとに色分けしているが、
青はちょうど今年に事業が終了したもの、
オレンジは事業が概ね5年未満に終わる予定のもの、
緑は事業が5年以上かかる予定だが順調に計画が進んでいるもの、
黄色は事業計画を策定し今後実行していくが終了時期が未定もしくは不詳なもの、
そして灰色はきちっとした事業計画が無ければ終了時期が決まっていないものである。
こうしてみると、
青森市周辺は事業が概ね5年未満に終わる予定もしくは、
事業が5年以上かかる予定だが順調に計画が進んでいる課題が集中しているのが分かる。
やはり市長が変わったこともあり、
以前よりも事業が順調に進むようになった。
逆に八戸市周辺は事業計画を策定し今後実行していくが終了時期が未定もしくは不詳な事業が多い傾向にあるようだ。
では、これらの課題について1つずつ簡単に振り返ってみるとしよう(長すぎるので複数回に分割した)。
青森駅舎改築・東西自由通路整備・青森駅西口駅前広場整備は遂に着工!
YouTubeでも度々解説しているが、
遂に青森駅周辺整備については今年から本格的にメスが入るようになった。
本来ならば北海道新幹線開業をめどに新駅舎がお目見えするはずだったが、
今年12月に青森駅舎が還暦を迎えるまで大幅にずれ込んでしまった。
前鹿内青森市長の時代では、
“財政がお察しください”という理由で駅舎改築工事に100億円以上捻出できず、
一時白紙撤回になって先送りされるなど、
これまたカメも驚くノロノロ運転に陥っていたが、
小野寺市長へ交代すると、
大急ぎで計画を進めるようになった。
総事業費を青森市の財政に配慮するため、
何とか100億円以下にごり押しし、
既に駅舎改築工事に突入(当初よりも大分計画を弄ったが)。
青森駅舎改築・東西自由通路整備は2020年度、
青森駅西口駅前広場整備は2022年にそれぞれ完了予定となっている。
新青森駅周辺整備は残り1区画にまで進展!
当サイトでもお伝えしているが、
新青森駅周辺整備の土地区画整理事業において、
遂に残り1区画になるまで話が進んだ。
かつては駅前にホテルもビルも何一つなかったリアルガチの「サバンナ状態」であったが、
昨年には駅前ビジネスホテルの重鎮「東横イン」がついに降臨。
そのほか総合病院や複合施設などが相次いで進出し、
今までの放置プレー状態から一気に覆す勢いで覚醒した。
新青森駅自体は昭和が終わるころに完成したが、
いかんせん当時は新幹線用地確保のためにと駅周辺はまるで十勝の平原状態()
所詮新幹線が来るまでの新青森駅は一時しのぎで造られたようなものであり、
当初は普通列車でさえ通過する鬼畜仕様であった。
今でこそ新幹線が乗り入れる立派な玄関口へと大出世したが、
やはりこれも市長が変わったからこそ成し遂げられた技に違いないだろう。
なお、新青森駅周辺整備については2023年度末終了となっているが、
その前に区画が埋まりそうな勢いということもあり、
かなりの前倒しとなる見込みだ。
青い森セントラルパーク周辺整備・新駅設置はいよいよ計画段階へ!
こちらも先ほどと同じように、
青い森セントラルパーク周辺整備と新駅設置は青森市における超重要課題である。
青い森セントラルパークの開発具合によって、
今後の青森市の将来を大きく左右するであろう、
絶対に失敗が許されない案件だ。
一時期は「低炭素型モデルタウン事業」と銘打って、
大学キャンパス誘致やらオフィスビルやら宅地開発やら、
これまた色とりどりな構想が練られていたが、
震災の影響で市民の避難意識が向上したこともあり即座に却下された(県外資本の手による開発に反対の声も多かったが)。
そんな経緯も思い出されるが、
長年の待望であった青い森セントラルパークへの新駅設置等がようやく今年になって現実味を帯びてきた。
別のページでも解説しているように、
新駅の想定利用者数を公表するなど着実に準備段階へと入っている。
2025年以降を目途に、
例のアリーナ整備とセットにして開発を行うのだが、
果たして今度こそうまく行くのだろうか?
この続きはパート2で。
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