2020年1月29日付の東奥日報朝刊で、
これまた興味深い記事を見つけたのでご紹介しましょう。
SNSで奥津軽いまべつ駅をPRすると函館までの新幹線往復券がもらえる!?
奥津軽いまべつ駅がある今別町では、
利用促進を図ろうとこのような案をぶち上げました。
「奥津軽いまべつ駅をSNSでPRして、函館までの新幹線往復券をあげちゃいます」
これはどういうことかというと、
駅前にあるイルミネーションが写っている写真をSNSで投稿すると、
先着100名にチョコレート菓子が、
また、函館駅までの新幹線往復券が先着5名までもらえるという旨です。
因みに、Twitterのほかにも、
インスタグラムやFacebookでも投稿が可能で、
その際に本人もしくは同行者が映っていることと、
「今別町」「奥津軽いまべつ駅」の文字が入っていることが条件となっています。
なお、駅前のイルミネーションは2月16日で終了する予定なので、
もし往復券が欲しい方は早めの投稿が必要でしょう。
まあ先着5名なので既に売り切れている可能性が高いですが・・・
それにしても、
まさか今別町がこのような企画をやるとは意外でした。
よく考えてみると、
写真を投稿すればお菓子と往復券がもらえるという点に関して、
いい意味で”子供だまし”みたいですねw
しかし、今回のはあくまでも一過性にすぎず。
さらに利用者数を増やすならば、
やはり現実的な課題として、
あの津軽線との接続をいち早くテコ入れしたほうがよろしいかと思います。
人口が少ない津軽半島北部とは言え、
龍飛崎などといった観光名所は数多く存在し、
観光客はそれなりに訪れています。
そういう利用客のためにも、
やはり接続は極めて重要だと思いますね。
奥津軽いまべつ駅の特記すべき点などイロイロ
奥津軽いまべつ駅とは、
青森県民ならご存知のように、
津軽半島北部に位置する今別町にある新幹線の駅です。
奥津軽いまべつ駅はJR北海道管内の駅ですが、
実は唯一本州にあるのがこの駅です。
そんな奥津軽いまべつ駅ですが、
特記すべき点としては、
全国の新幹線駅の中で最も利用者数が少ない駅とされています。
2017年(平成29年)時点の1日平均乗車人員は驚異の33人。
数字だけ見ればまるで秘境駅みたいな感覚ですが、
実際、津軽今別駅時代はたったの1人しかいなかったので、
計算上新幹線の開業で乗車人員は33倍に爆増しています。
増加率でみればきっと全国堂々のトップを飾ることでしょう。
先述の津軽線との接続の改善次第で、
今後の奥津軽いまべつ駅の利用者数がどう変化するか気になるところですね。
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