青森の鉄道ニュース2019年6月

青森の鉄道ニュース2019年6月

6月5日 青い森鉄道 2年連続実質黒字

青い森鉄道は5日、取締役会を開き、2018年度の事業収支決算を承認。当期純利益は計画を3659万4千円上回る6877万6千円となり、これで8年連続単年度黒字決算を達成した。また、青森県に対して支払う線路使用料に関しては、5億778万4千円全額支払うことができ、2年連続実質黒字となった。営業収益は58億5829万円、フェリーや沿線の観光施設と連携した企画きっぷが好調だったほか、経費削減が功を奏したようだ。なお、累積赤字は前年度から約6877万円減少し、1億6548万7千円となっている。これに対し千葉社長は、「少子化の影響で通学定期が減っているが、通勤定期は増えている。市役所の駅前庁舎への移転、青森商工会議所の青森駅前の移転があったためだろう」とコメント。開業以来、徐々にではあるが青い森鉄道の経営状況は回復傾向にあるようだ。

6月13日 新幹線と青函トンネル共用 JR貨物、物流実態調査

JR貨物は13日、在来線の貨物列車と北海道新幹線が共用する青函トンネル内において、本州と北海道の物流状況を調査することを発表した。貨物を海上輸送などに切り替える案が浮上していることもあり、どの程度影響が出るのかなどを関係者と協議するようだ。青函トンネル内の新幹線速度制限問題の抜本的な解決に、これがつながるのか興味深いところである。

6月18日 弘南鉄道大鰐線 年5500万円の価値

利用減が続く弘南鉄道大鰐線において、弘前市は18日、同線の社会的価値が単年度で5500万円程度あると算出した。大鰐線の現状や将来予測を目的に設立された「弘南鉄道大鰐線存続戦略協議会」が3月末までに調査を行っており、国交省のマニュアルに基づいて沿線の環境や住民の意識、事故件数などの項目を対象とした。なお、この調査によれば、2032年度までには社会的価値の合計が弘南鉄道の経費を上回ると予測している。一時期は廃止案が取りざたされた大鰐線。利用促進に向け多大なる経営努力が必要であろう。

6月19日 津軽つながる交流都市づくり 弘前駅周辺の拠点づくりを進める

2018年9月に青森県・弘前市が協定を結んだ「津軽つながる交流都市づくり連携協定」において、さらなる弘前駅周辺の賑わいづくりを進める。具体的には、①弘前駅のスペースを利用して、自由通路周辺の賑わい創出を目指す。②津軽の魅力を発信できる施設の検討を進める。

6月25日 陸奥湊駅前 今こそ再整備 八戸地元商店街協議会設立、計画策定へ

地元商店街が25日、八戸市の陸奥湊駅前地区再整備に向け、まちづくり協議会を設立。市から活動費の助成を受けられる2年以内に、再整備に向けた事業主体を設立する予定だ。同地区は市場や海産物問屋などが並ぶ、八戸市の観光スポットであるが、市場の老朽化が進んでいる。昭和から開発計画が検討されており、2006年には事業推進計画が策定されたが、費用負担が理由で合意に至らなかった経緯がある。今回は市条例に基づく「まちづくり計画」を策定し、本気で再開発に挑むようだ。

6月28日 三沢駅東口改修工事に1326万円 三沢市補正予算

三沢市は26日、定例市議会に提案する2019年度の一般会計補正予算案において、青い森鉄道三沢駅東口の外壁改修工事に1326万円を計上することを発表。外壁は、1987年6月に完成してから32年が経っており、トイレで雨漏りが発生するなど老朽化が進んでいる。今回は、トイレ天井と駅舎外壁に加え、2階自由通路の外壁と屋根の塗装も行う予定だ。今秋着工、年内の工事完了を目指している。

6月28日 びゅうプラザ営業終了へ JR東 22年3月末

JR東日本は28日、駅構内で旅行商品を販売する「びゅうプラザ」を、2022年3月までに全駅で閉める方針を掲げた。ネット販売が主流となった今日、窓口での販売が低調にあるという。一方、一部では外国人観光客への対応などに特化するべく、何店舗かを別の形で残すそうだ。びゅうプラザは12年3月末では137か所あったが、今年3月で56か所まで大幅に減っている。今年6~8月には、北上駅、宇都宮駅、平塚駅、津田沼駅などの9駅でも閉めることが確定している。実際、青森地区でも本八戸駅が14年7月、五所川原駅が15年9月、新青森駅が16年3月、七戸十和田駅が17年7月にそれぞれ閉店しており、残ったのは青森駅、八戸駅、弘前駅のみとなった。これらについても今後の処遇がきになるところである。駅設備の代表的な存在と言えるびゅうプラザだが、これがなくなると「駅らしさ」が薄れてしまうだろう(弘前駅のびゅうプラザは2020年3月31日閉店予定)。

※文字数の多さが必ずしもランキングに有利になるわけではないので、ご留意いただきたい。

※各報道は東奥日報、JR東日本、JR北海道、青い森鉄道、弘南鉄道、津軽鉄道のプレスリリース、月刊鉄道ファンを参考にした。

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