青森県内の駅を色々な角度から評価し、
使いやすさを浮き彫りにしていくシリーズ企画、
題して「各駅評論」。
35回目は青森市にある、
津軽線後潟駅を視察。
青森市北端部に位置する後潟駅は、
住所としては六枚橋(ろくまいばし)地区にあり、
隣接する蓬田村とも距離が近い。
2025年1月には、
駅南方の国道280号沿いに、
スーパー「マエダストア」がオープンし、
青森市北端部の拠点としてこれまで機能してきた。
ということで早速視察していこう。
アクセスは良いか?(主に国道・県道から、道幅は広いか?)
後潟駅へのアクセスは、
これまた開放感ある、
片側1車線程度の広い駅前道路と、
国道280号が接しているため、
非常に簡単である。
案内標識も設置されていることから、
初見でも迷うことはまずないだろう。
国道280号沿道は交通量こそ少ないものの、
基本的には昔ながらの住宅地である。
パークアンドライドは整っているか?
駅前には一部未舗装であるものの、
駐車スペースが広々と確保されており、
5~6台程度停められるキャパであるが、
視察当日は1台も停まっていなかった。
ただ、駅前道路も広く道順も分かりやすいため、
パークアンドライドにはもってこいの駅である。
駅舎・待合室は綺麗か?(築年数ではなく、手入れがきちんとされているか?)
後潟駅の駅舎は比較的最近である2013年に改築。
旧駅舎内に存在していた窓口や事務室は撤去され、
コンパクトとなった。
駅舎外観は屋根の部分と入り口の横の外壁の部分が深緑色に対し、
窓が設置されている周りは白い壁となっており、
シンプルながらもコントラストの利いた、
メリハリのある仕様。
ホームへ繋がる通路も、
どこか欧風建築を彷彿とさせるような雰囲気。
個人的にもこの後潟駅の駅舎のデザインは、
青森県内の駅でも上位に入るほど好みである。
一方、待合室内は欧風の外観とは裏腹に、
木目調の利いた”あずましい”デザインで利用者をおもてなし。
天井や支柱、照明の配置は、
どこか油川駅と似ている部分がある。
長椅子が3か所もあり、
利用者数の割には随分と広々とした造りだ。
尚、待合室内は清掃が行き届いており清潔である。
続いてホームの様子がこちら。
1・2枚目が蟹田方、
3・4枚目が青森方である。
かつては青函特急が走っていたこともあり、
6両編成対応の比較的長い有効長を擁している。
ホームはやや細いものの、
点字ブロックが敷かれており、
しっかりとした構造だ。
ホームの向いには横取線が敷かれており、
度々作業車が登場するシーンも見られる。
因みに、1983年(昭和58年)までは列車交換可能な駅であり、
当時は1面2線を擁していたという。
そのため、駅舎とホームとの距離が若干離れているという訳だ。
トイレは整備されているか?(ある駅は綺麗か、暖房便座か、石鹸はあるか)
一見ありそうに見えるが、
トイレは無し。
旧駅舎時代はあったのだろうか?
バリアフリーが保たれているか?(ホームまでの段差の有無)
駅舎とホームを結ぶ通路は、
ご覧のようにスロープ状となっており、
階段等は一切ない設計。
そしてこれまたご丁寧に手すりも両サイドに設置されており、
まるで老人ホーム並みの手厚い仕様。
言うまでもなく、
車いす利用者にもしっかり配慮した造りである。
津軽線の駅には大なり小なり階段が多いため、
後潟駅のようなケースは珍しいと思われる。
おまけに両サイドには花壇も置かれており、
利用者へのおもてなし精神が働いていた。
裏口は整備されているか?(裏口が地理的理由上必要ないと判断した駅は自動的に3点加算)
後潟駅の場合は線路を境に、
住宅地と農地でしっかり分かれている(津軽線は全体的にこのようなケースだが)。
海手側(正面)は住宅地、
山手側(裏側)は農地となっていることから、
裏口の必要性は薄いと判断できる。
総括
項目 | 点数 | 備考 |
アクセスは良いか? | 4 | 国道280号から一本でアクセスでき、駅前道路も広い |
★▲パークアンドライドは整っているか? | 4 | 5~6台程度停められる駐車スペースが確保されている |
駅舎・待合室は綺麗か? | 4 | 清掃は行き届いていた |
★▲トイレは整備されているか? | 0 | トイレは無し |
バリアフリーが保たれているか? | 4 | 手すり付きのスロープがご丁寧に整備されている |
★裏口は整備されているか? | 3 | 裏口の必要性は薄い |
■おもてなしがされているか? | 1 | スロープに花壇が設置されていた |
合計 | 20 | 利用者数の割には設備がしっかりしており、車いす利用者でも使いやすい駅であろう |
※2024年4月14日視察
※全駅視察終了後に評価を調整する可能性あり。
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