最近話題の三沢駅周辺整備。
完成まで間もなくとなりましたが、
ある問題が発生したようです・・・
三沢駅東口外壁改修工事が入札不調で完成遅れる!?
東奥日報によると三沢市は2019年12月4日、
市議会産業建設常任委員会において、
青い森鉄道三沢駅東口の外壁改修工事に伴う入札が不調であることを明らかにしました。
つまり、外壁改修工事が予定期間より遅れるということになりそうです。
三沢駅周辺整備においては、
これまで防衛省による交付金を活用して(恐らく三沢基地の影響でしょう)、
2019年度中の発注、
そして2020年度の完成を目標としていたのですが、
本年度中の発注を見送ることになりました。
東口の外壁改修工事は2019年8月29日に公告され、
予定価格では8319万3千円(税込)と事前に公表されていましたが、
同年9月24日実施の条件付き一般競争入札において、
中屋敷建設(三沢市)と鉄道特異工事登録事業者の柏崎組(おいらせ町)の、
2社による特定建設工事共同企業体が参加したものの、
その際、金額記載欄に「辞退」と明記したため、
結果工事が行き詰まる状況になってしまいました。
金額的には1億円を超えない額となっていますが、
ではなぜ2社は外壁改修工事から撤退したのでしょうか?
三沢市都市政策課の沼辺慎也課長の話によると、
「原因確認のため参考に業者から聴取したことろ、見積額との価格差が大きかった」
のが要因だとコメントしました。
つまり、思った以上にカネがかかることが判明したため、
この案件には乗らないことにした、
ということですね。
しかし、三沢市としても外壁改修工事をいつまでもダラダラと続けるわけにはいきません。
これに対し沼辺慎也課長は、
「20年度の早い時期の実施に向けて設計内容と単価の精査を進め、各方面と調整する」
と、前向きに早期の計画遂行に向けての意思表示もしました。
三沢駅は青い森鉄道でも有数の利用者数を記録しているので、
できるだけ早期の完成が望まれますね。
工事は駅舎東口外壁及び自由通路屋根の塗り替え・時計塔屋根のふき替えを実施
因みに、改修工事ではどういうことをやるのかというと、
1987年に完成した駅舎東口外壁及び自由通路屋根の塗り替えや、
時計塔屋根のふき替えなどを中心に行うようです。
1987年に完成したということは、
築33年になるということですね。
築年数的にはそこまでボロいわけではありませんが、
利用者が多いということだけあって老朽化が割と早く進行しているのでしょう。
一方三沢駅では、
東口のトイレで天井からの雨漏りが2018年9月に発生しているため、
やはり思っている以上に老朽化が進んでいることが伺えます。
Twitter等で三沢駅工事の状況がリアルタイムで表示されますが、
それを確認すると新設の複合施設も外観はほとんど完成しており、
現在部分的にオープンしているようです。
完成が楽しみですね。
※複合施設の画像はまだ撮ってきていないのでご了承ください()
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