津軽地方のほぼ中央に位置する鶴田町にある五能線の鶴泊駅(つるどまりえき)は、
昨年から改築工事が進められ、
遂に2020年3月13日より新駅舎の利用が開始されました。
鶴泊駅は鶴田町の中心駅である陸奥鶴田駅(むつつるだえき)より1駅南に位置しており、
ホームからは津軽の名峰岩木山を眺めることができるという、
実に眺めの良い駅でもあります。
地味に駅舎とホームと岩木山が絶妙な位置にあるので、
駅舎訪問の際はそれらをセットにして写真に収めることも可能でしょう。
そして新駅舎についてはJR秋田支社のプレスリリースに情報が載っており、
デザインとしてはガラス部分に鶴田町のモチーフとなった鶴をイメージしています。
引用:https://www.jreast.co.jp/akita/press/pdf/20200310.pdf
↑こちらは旧駅舎。まるでスキー場のヒュッテみたいですねw
なお、画像ではまだ載っていませんが、
利用開始時にはガラス上部に「TSURUDOMARI STATION」と表記しており、
一応外国人観光客に目立たせるためだそうです。
何となくどっかで見たやり口と似ているな思って調べてみると、
奥羽本線神町駅(山形県東根市)とまったく同じやり口ですねw
こちらも「JIMMACHI STATION」となっております。
因みに、鶴田町は町名にもあるように鶴が有名と言われているのですが、
その根源となっているのが、
「津軽富士見湖」でタンチョウヅルが飼育されているためです。
津軽富士見湖は、あのJR東日本のCMでも話題となった「鶴の舞橋」がある観光名所であり、
私もこれまでに何回も訪問しました。
ここも鶴の舞橋と岩木山の両方を写真に収めることができるので、
人気のインスタ映えスポットと言えるでしょう。
さて、この鶴泊駅ですが、
現在は1面1線の無人駅となっています。
しかし、地元住民の話ではこのような情報も得られました。
五所川原立佞武多が開催される時期になると、
同駅から200メートルほどにある道の駅つるたに車を停め、
距離も短いことから歩いてこの鶴泊駅を利用し、
立佞武多を見に行く人も多いとのことです。
だったら車を道の駅ではなく駅前に停めればいいのではと思ってしまいますが、
その鶴泊駅には肝心の駐車スペースが無く、
ごり押ししたとしても1台停められるかどうかといった具合の狭小スペース仕様となっているのです。
こうなったら駅前に駐車場を造るべきでしょうが、
何より広大な駐車場が既に道の駅のほうにあるので、
地元民もそちらを利用しているのだと思われます。
つまりこれは、事実上のパークアンドライドが成立していると言っていいでしょう。
まあ、通勤で普段から使っている人は具体的には分かりませんが、
やや離れた道の駅の駐車場であれど、
車を停めて列車を利用するわけなので、
これは地味にパークアンドライドが成り立っていると思いますね。
やはり現代はクルマ社会ですから、
例え駅に隣接する駐車場が造れなくても、
付近にある駐車場を活用すれば、
少しでも鉄道利用が増える見込みがあるということでしょう。
今後もパークアンドライドは各駅に普及させるべきですね。
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