いよいよ青森県でも本格的雪が降ってきたが、
今年もこのイベントがやってきた。
そう、年に一度のダイヤ改正の発表だ。
今冬になってからワクチン効果もあってか、
夏に比べ感染者数はだいぶ落ち着いてきてはいるが、
それでもコロナが完全に収まってはないため、
まだまだダイヤ改正の面でも安心できないのが現状である。
では、今回の2022年度の青森エリアのダイヤ改正はどうなったのか?
早速解説へと入ろう。
東北新幹線は臨時列車化で守りの体制に突入
まずは東北新幹線から。
新幹線は長距離輸送であるためなにかとコロナの影響をもろに受けやすいが、
案の定、今回もよい報道ではなかった。
ただ、前回のような減便ではなく、
今回は「臨時列車化」という体であるのが相違点だ。
青森エリア関係で臨時列車化の対象となったのは、
下りはやぶさ3・9・29・33号、
上りはやぶさ12・26・36号の合計7本である。
今回はあくまでも減便ではないため、
7本が完全に次回の時刻表から抹消されるわけではないが、
臨時列車化されるため、
いわば繁忙期限定で運行するというような体制になると思われる。
なので、年末年始やGWといったところであろうか?
まあ、この点に関してはコロナの感染者数によって大きく左右されるだろう。
つまり、コロナの感染者数がゼロに近い状態が続けば、
上記の列車は通常ダイヤに戻る可能性が大いにあるということだ。
これについては1日も早くコロナが収束してもらいたいものである。
新幹線との接続にテコ入れがされた津軽線
続いて津軽線。
今年度からワンマン運転が導入されているが、
次回からは全列車でワンマン運転が行われる模様。
そして、18きっぱーや旅行者にとって酷であった、
北海道新幹線と津軽線とのお察しくださいレベルの接続についてだが、
こちらは改善される列車が1本増えた。
上表の通り、現行三厩15:40発が改正後14:56発に繰り上がることで、
奥津軽いまべつ駅との乗り換え時間がこれまで213分もかかっていたのが、
25分にまで大幅に短縮される。
これは18きっぱーや旅行者にとって多少なりとも使い勝手がよくなるだろう。
まあ、そもそも213分(3時間33分)という時間自体が乗り換えに全く適していなかったわけだから、
今回は1本だけだがそれでも相当のテコ入れである。
勿論、地元ユーザーにとっても朗報だろう。
青い森鉄道でも地味な時間調整で対応
最後に青い森鉄道。
こちらも今回は大きなダイヤ改正ではなく、
接続列車の時間調整だけという内容である。
大湊線との乗り継ぎでは、
現行4分から16分に拡大するという。
パッと見、乗り継ぎ時間が増大したことで逆に待ち時間が長くなるのではと思ってしまうが、
その点は乗り継ぎに余裕を持たせるためだと思われる。
とはいえ、この列車(581M)は当駅始発ではないため、
着席が100%確保されるわけではないという点に注意したい。
こちらはIGRのダイヤ改正に伴い目時~八戸間でも時刻調整を行うというものであり、
全体的に30分前後のやや大幅な調整になっている。
八戸での新幹線乗り継ぎ改善もこれまでの課題であったため、
その点も改良されていれば尚よいだろう。
総括
ということで2022年度のダイヤ改正は以上となるが・・・
今回は前回と比べかなり落ち着いた内容となっている。
2021年度のやつを見ていただくとわかるが、
前回は結構なボリュームがあった。
前回は青森エリアのほとんどの線区でテコ入れがされたが、
今回は東北新幹線、津軽線、青い森鉄道の3路線にとどまっている。
在来線に関しては、いずれも時刻調整だけという地味な内容になっているが、
冷静に考えると、逆にこのようなコロナ禍でも減便が一切ないというのは、
これまた高い評価がつくのではないだろうか?
他県では減便や廃駅などが相次いでいる。
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