青森県の西部に位置するつがる市にある五能線木造駅(きづくりえき)が、
4月にリニューアルオープンしました。
改修工事にあたっては駅舎のバリアフリー化や冷暖房設備の設置、
及びトイレの様式化や待合室に併設する観光案内所兼売店も新調されました。
何気に木造駅は有人駅で窓口もあることから、
指定券の取り扱いも行っています。
かの有名な臨時快速「リゾートしらかみ」の一部列車も当駅に停車することだけあって、
観光にも特化するような駅に仕上げたためでしょう。
そしてこの木造駅の名物と言えば、
駅舎正面にめり込んでいる遮光器土偶というもの。
1992年に設置され、
高さは17.3mにも及ぶという巨大なモニュメントとなっています。
よく全国の面白い駅シリーズとかで何度かネタにされている駅でもあるため、
「巨大な土偶が出迎える迫力ある駅舎」として東北の駅百選にも選定されています。
遮光器土偶というのは同じくつがる市木造地区にある亀ヶ岡遺跡から出土されたものであり、
画像で見ると片足が存在しないかつ眼鏡をかけた人形のような出で立ちをしています。
なお、片足が存在しないというのは、
恐らく出土した時点で既に片足がどこかに吹っ飛んでしまったのだと思われますね。
あとは眼鏡のようなものをかけた土偶という印象も強く、
まるで蚊に刺されて掻きむしって膨らんだ目のような感じですね()
割とこの遮光器土偶は観光パンフレットなんかにも度々出てくるほど有名なものだそうで、
愛称として遮光器土偶をもじって「しゃこちゃん」という名前が出回っており、
同市にあるイオンモールつがる柏の広場の名称も「しゃこちゃんコート」に設定しているほど、
遮光器土偶は結構市民に馴染んでいるようですね。
そして今回のリニューアル工事にあたっては、
この遮光器土偶の目を7色に光る発光ダイオード(LED)にグレードアップさせました。
対応している色は赤・オレンジ・黄・緑・青・藍・紫であり、
3秒ごとに切り替わる仕組みなっている模様。
特に赤色は戦隊ヒーローの悪役に登場してきそうな雰囲気を醸し出しています()
もともと目が光る(点滅する)というシステムは以前からあり、
列車の到着3分前から発車するまでの間に光らせるというスタイルでした。
しかし夜中にも点滅することで当時子供からは大不評だったこともあり、
一時期謹慎するという面白いエピソードもあったりします()
まあ今回の改修で7色に光る仕掛けを設定したので、
ちょっとは子供にも馴染みやすなったのかもしれませんね。
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