【中三青森店最後の宴】閉店直前に禁断の屋上が解放されたので潜入を試みた

地域経済研究

1年前の話になりますが、

2019年4月30日をもって中三百貨店青森店は、

店舗がある一帯の新町1丁目再開発事業に伴い建物解体工事を行うため一旦休業しましたが、

2022年完成予定の16階建て相当の複合商業施設の中核をなすテナントとして、

1階~3階に中三百貨店が入ることになっています。

私は中三百貨店青森店が一旦閉店する直前の日に一度足を運んでみたのですが、

何とこれまで通常立ち入ることができなかったあの屋上フロアの潜入に成功したので、

今回はその模様を写真付きでお届けしようかと思います。

潜入といっても、この時に限りエレベーターで誰でも屋上フロアに行くことができたので、

特別従業員に許可をもらったわけではありません()

ただ、屋上へ足を踏み入れられることを知っていた人は割と少なかったと思います。

なぜなら屋上が使用可能だったのは10年以上前までであり、

それ以降10年近くにわたり屋上への立ち入りが一切禁じられていたからです。

私もたまたま何も考えずにエレベーターの「R」のボタンを押しただけなので、

あの時の行動がなければ屋上へ行くこともなかったでしょう。

まさかブログのネタになるとはw

ということで屋上の写真を一気にぶっ放します↓

こちらが10年以上にわたり禁じられていた屋上ですが、

舗装や外壁、看板が完璧なるお察しください状態となっており、

下手すると廃墟みたいな感じになってしまっているではありませんか()

遠くから見たときの看板はそこまでボロくはなさそうな見た目をしていましたが、

やはり近くで見ると内側の下部分が剥がれ落ちてボロボロですw

そもそも中三が開業したのは1974年(昭和49年)ということなので、

実に45年間もこの建物を使い続けたことになります。

逆にこの建物を45年間も使い続けたことが驚異的です。

因みに撮影日は営業最後の1日前だった気がしますが、

まるで「45年間やりきったぞ」という思いをこの写真ですべてを表現しているかのようですね。

また、奥に「受付」という文字がありますが、

ここはかつて屋上駐車場として使われていた時の名残であるため、

勿論機能はしていません。

受付の奥は8階へと続く階段になっているので、

現役時代はそこから店内に入る動線だった模様です。

そしてこちらが機械式駐車場とみられる入り口です。

よく見ると左側は1階と屋上をノンストップで、

右側が各階に止まるという2つのパターンで構成されているのが分かります。

何気にこの機械式駐車場には「スカイパーキング」という名前が付いていますが、

地下1~2階にも停められるため合計11フロアあるようです。

こちらもかなり年季が入っていますね。

因みに私が機械式駐車場という存在自体を初めて知るきっかけになったのがこの中三だったので、

脳内は中三=機械式駐車場がある百貨店という印象です()

次に店内へ入ることができるエレベーター。

張り紙には先ほどの受付で駐車券をとってから中に入るよう促されているので、

一旦戻る必要がありますね。

左には中三の社用車があるので、

現役時代は社用車も一般客の駐車場を間借りする形で使われていたのでしょうか?

それにしてもこのエレベーター、

屋根がなければエントランス的なものも全く存在しないので、

大雨が降った時はドアの隙間から雨が侵入しそうですね。

覆うものがないためドアは大分色褪せしていますw

屋上から八甲田山方面を見上げた光景です。

上手い具合に古川のビル群と山々が立ち並んでいるので、

快晴時には美しい写真が撮れるでしょう。

これだけ街中にあるにもかかわらずこうして古い建物が一角をなしているため、

どこか哀愁すら感じてしまう仕上がりとなっています。

ということで今日は蔵出し写真の放出となってしまいましたが、

16階建ての複合商業施設オープン後中三は再び帰ってくるので、

その時中三はどのように変貌を遂げるのか実に興味深いものです。

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