昨日に引き続き三沢駅周辺整備についてのネタをご紹介しようと思いますが、
またしても何かに行き詰ったようです・・・
三沢駅西口広場整備 今度は軟弱地盤で追加工事を行う羽目に・・・
昨日の記事では、
三沢駅東口の外壁工事などにおける入札不調で工事が遅れるということでしたが、
今回は西口に整備予定の、
バスターミナルの屋根を設置するタイミングで地盤が軟弱だったことが判明し、
それによって追加工事を行う必要が出てきたと、
2019年12月4日に三沢市は明らかにしました。
そもそも三沢駅というのは表玄関が西口(旧十鉄三沢駅があったほう)でありながら、
駅前広場についてはやや窮屈だったため、
これを改善しようとバスターミナルに加え複合施設の整備を行う経緯となっています。
その際、旧十鉄三沢駅が邪魔になるため、
駅舎の解体工事はほとんど終了し、
その跡地も駅前広場となります。
この整備で三沢駅西口の風格は激変することでしょう。
では、追加工事を行う必要が出てきたとありますが、
具体的にはどのような内容なのでしょうか?
東奥日報によると、
追加工事を行う部分としては直径約1.9㎝で、
長さ十数mの銅管の杭を24本の支柱に4本ずつ、
計96本設置する必要があるということだそうです。
結構大量の杭が使用されますね。
これに対し三沢市の担当者は、
「(当初)鉄道敷地内にある施工場所でボーリング許可が管理者から下りず、隣接地3か所の調査結果から地質を想定した。軟弱地盤だったためボーリング調査を実施した結果、基礎杭が必要となった」
とコメントしていました。
「鉄道敷地内でボーリング許可が管理者から下りなかった」
鉄道の敷地を擁するのは青い森鉄道ですが、
上下分離方式をとっている関係で事実上支配しているのは青森県。
ということは管理者=青森県ということになるのでしょうか?
なお、基礎杭設置にかかる費用は2431万円となっています。
小川原湖周辺は全体的に軟弱地盤なのか?
そういえば三沢駅とは関係ありませんが、
青い森鉄道小川原~上北町間の一部区間が高架になっているのは、
軟弱地盤であったためだそうで、
地上に線路を通しても沈下する可能性があるから高架にする必要があったと言われています。
グーグルマップ等でもその様子が簡単に伺えますね。
これを鑑みると、
付近に小川原湖がある関係なのか、
周辺は地盤が柔らかい箇所が多いようです。
三沢駅周辺についても、
駅自体は小川原湖にやや近いため、
恐らくその影響を受けているものだと思われます。
予定不調和な三沢駅周辺整備?
西口の外壁工事の件も含め、
どうも最近三沢駅周辺整備については何かしらの不都合なことが多発していますねw
因みに、このほかにもコンビニを複合施設隣に出店させる予定だったのですが、
当初1社から出店要望があったものの、
最終的には辞退しました。
利用者の大半が高校生で売り上げが見込めないうえ、
人手不足という理由から気の毒にも出店を拒否られてしまったのです。
で、コンビニ出店予定地だった場所はどうするのかというと、
これまた安定の駐車場に急遽計画を変更。
整備費は3553万円となっているようです。
一応複合施設については完成間近となっていますが、
なぜこうも予定不調和なのでしょう。
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