2020年3月14日のダイヤ改正では青森県内でも増発があったりと、
最近のダイヤ改正ではややマシな傾向にありましたが、
実はそれ以外にもあるものがひっそりと消えました。
何とJR東日本の青森運輸区並びに秋田県の大館運輸区が、
ダイヤ改正を機にBAN(廃止)されたのです。
青森運輸区と言えば青森駅西口にあるJR東日本青森総合事務所の一角に潜んでおり、
よく奥羽本線や津軽線といった路線での車掌・運転士を担当していました。
県内でJR東日本の大きな組織改革としては、
2016年の北海道新幹線開業時に青森車両センターが廃止となり、
その代わりに盛岡車両センター青森派出所、
翌年には青森改造センターが隣接する敷地内にそれぞれ爆誕。
車両基地内は基本的に現役の留置車両はゼロとなり、
首都圏からやってくる車両がたまに暇しているぐらいとなりました。
で、今回は青森運輸区並びに大館運輸区が廃止となりましたが、
では、それらの運輸区に所属していた職員はどこに行ったのでしょうか?
それによると、青森運輸区及び大館運輸区の処遇については、
何と既存の弘前運輸区に統合したというのです。
そしてこの弘前運輸区についても名称が変わり、
何と新たに「つがる運輸区」という名前に改変しました。
これは面白いことになりましたねw
あたかも特急つがるを彷彿とさせるかのような名前です()
しかもよりによってなぜ平仮名にしたのでしょう。
まあそれは置いておいて、
詳しくはJR東日本の労働組合東北三地本のホームページにも詳しく載っているように・・・
プレスリリースによると、
青森運輸区及び大館運輸区の乗務員については、
このつがる運輸区へ所属となるようで、
乗務員の数は大幅に増加します。
また、残った両運輸区についてはつがる運輸区に統合する反面、
乗務員の休憩室及び宿泊室としての機能は引き続き継続していくということなので、
建物自体は残る見込みです。
青森運輸区を廃止する理由として考えられるのは、
かつての寝台列車などの長距離輸送が新幹線にシフトしたことで、
在来線における拠点性が薄れてきたためでしょう。
車両基地についても昔は485系やブルートレインといった客車が無数に留置されていましたが、
今はがら空きです。
やはりこれも時代の流れといったところでしょうね。
★青森の鉄道の”今”をより多くの人に伝えるため、当記事をTwitter、Facebook等でフォローして頂ければありがたいです!by アオラボ
コメント