【東口はどうなる?】川部駅ヤード跡地整備事業に関して新情報を入手!

交通研究

前回の川部駅改築報道の終わりの部分で告知した通り、

川部駅ヤード跡地整備事業(東口周辺整備)に関して新たな情報を入手したため、

今回はそれについてまとめていこうと思う。

まず、新たに判明した箇所を箇条書きにしてまとめたものが以下である↓

  • 東口は現在の3番線にダイレクトにつなげる形で整備する(跨線橋はぶち抜かない)
  • 駐車場を東口両隣に2か所、駐輪場を1か所整備する
  • 住宅は東口の線路に沿う形で整備する(川部北部踏切まで)
  • 駅前道路を県道136号と川部北部踏切まで整備する

JR川部駅のヤード跡地開発に関するサウンディング型市場調査の実施及び結果について | 田舎館村

JR川部駅ヤード跡地敷地内訳(図面).pdf(1MB)

尚上図は、川部駅がある田舎館村のHPにしれっと掲載されていた、

ヤード跡地の再開発計画図であり、

ここから考察される事項を箇条書きにしてまとめたものである。

いつも愛読している東奥日報でもこれについて詳しく報道されなかったため、

ゴリ押しして何とか発掘した資料である。

ということで、一つずつ詳しく見ていこう。




①東口は現在の3番線にダイレクトにつなげる形で整備する(跨線橋はぶち抜かない)

本計画で最も重要案件となる東口の設置についてだが、

どうやら資料では跨線橋は一切いじらず、

3番ホームに直接くっつける形で整備するようだ。

その手があったかw

以前、当ブログでも川部駅ヤード跡地再開発(東奥日報で最初の報道)について解説したが、

あれとは打って変わって超リーズナブルな設計になっているものと思われる。

また現在は単式ホーム1面1線と島式ホーム1面2線、

計2面3線の駅構造であるが、

この単式ホーム1面1線に東口改札を設置するということになる。

つまり、昔存在した4番線の旧黒石線の廃線跡を上書きする形で整備するということだ。

まあ現在は何もない草原地帯であるため、

どうせなら跨線橋をいじらずこの空き地をうまく有効活用した次第である模様。

②駐車場を東口両隣に2か所、駐輪場を1か所整備する

駅への駐車場整備=パークアンドライドはこの時代、

特に地方では非常に重要である。

話がちょっとそれるが、

駐車場が広いコンビニは長く生き残るところが多く、

駐車場が狭いコンビニは短命に終わって閉店するところが多い。

駅も同じで、やはり駐車場が広く整備されているところが利用者も多い傾向にある。

従って、いかにパークアンドライドが駅の利用者数増加に貢献しているかが伺える。

今回の川部駅では、

駐車場を東口両隣に2か所、駐輪場を1か所整備する計画となっている。

現に西口は駐車場こそあるものの、

全部月極専用となっているため、

課金しないと車を停められない。

やはり使いやすさを重視するのなら、

無料駐車場を整備したほうがより多くの人に使ってもらえる。

③住宅は東口の線路に沿う形で整備する(川部北部踏切まで)

ヤード跡地再開発計画のもう一つの目玉と言えば、

東口周辺における宅地開発である。

図面では、線路に沿う形で川部北部踏切まで細長い宅地開発が行われる模様。

ここ一帯がヤード跡地で更地状態になっているため、

一気に上書きして整備する試みだ。

隣の北常盤駅周辺にも新興住宅地が存在することから、

川部駅ともいいライバル関係になりそうだ。

④駅前道路を県道136号と川部北部踏切まで整備する

駅への接続の良さも利用者数に大きく左右される。

駅前道路が狭く複雑で幹線道路沿いから離れていると、

利用者数の増加には貢献しがたい。

一方図面では、きちんと駅前道路も整備し、

県道136号と川部北部踏切まで新しい道路を敷くようだ。

県道136号自体は辛うじて2車線が確保され道幅はそこまで広くないが、

県道110号と接続していることを鑑みれば、

国道7号からのアクセスもそこそこ期待できる。

ということで以上4項目が新たに判明した情報であるが、

工事が完了する2024年春にはどこまで変化を遂げているのか期待したい。

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