【祝!】東北新幹線全線開業10周年記事第2弾~各駅の発展ぶり~

青森鉄道ニュース

前回に引き続き、

東北新幹線全線開業10周年を記念したお話です。

今回は、東北新幹線各駅(新青森駅及び七戸十和田駅)における発展ぶりを評価していきたいと思います。

要は、どのぐらい駅前が開発されたかの成長具合を分析していく内容になります。

ということで始めていきましょう。

開発にギャップがありすぎる新青森駅

まずは、新青森駅です。

青森市の玄関口であるため非常に重要な拠点となるのですが、

駅前開発の点からしてみれば、

少なくとも完璧とは言い難い状況にあると思います。

新青森駅の開発には賛否両論ありますが、

個人的には五分五分といったところです。

その理由としては、東西で開発の進捗具合が大きく異なっているためです。

東北新幹線が全線開業する数年前に、

新青森駅周辺の開発によって土地が民間に売り出されましたが、

この10年間で開発の差が拡大したように思います。

更に、開発の用途の面でも大きな違いがあります。

まず裏口である西口のほうは発展具合が良いです。

総合病院、クリニック、家電量販店もそうですが、

得に新興住宅街としてここ10年間で大幅に発展しました。

全線開業前の新青森駅周辺は、

半ば放置プレー状態で田んぼが目立っていたような状態でしたが、

まさか10年の間にあそこまで新築の住宅が続々と建つようになるとは、

あまり思っていませんでした。

逆にあれだけ戸建てがあるのなら、

なぜマンションの一つや二つ建たないのかが不思議に思うくらいですが、

今となっては青森市屈指の勢いのある新興住宅街として成長しました。

現在でも新築住宅が建設中のところも数多くみられるため、

今後も人口の増加がみられます。

一方、表口となる東口に関しては、

率直な意見を申し上げると、

もう少し頑張ってもらいたかったというのが本音です。

東横インが建ったのは良いとして、

そのほかの用途がイマイチ生かし切れていないように思います。

特に東口目の前の建物が福祉施設であるという点に関しては、

他の用途に使うべきだったと思います。

福祉施設が不要とは言いません。

ただ、なぜあの場所に建てたのかが疑問に思います。

妥協案ということでしょうか?

駅前一等地なので、

もう少し他の用途に使うべきだったと思います。

総じて、新青森駅周辺の成長具合を数値で表すと、

100点満点中60点ぐらいでしょうか。

やはり要因としては東口周辺の微妙な使い道でしょう。

ただ、北口にレストランと宴会場を設けた複合施設、

それにもう一つのビジネスホテルが東口に建設される予定であることを鑑みると、

点数はそこまで悪くしませんでした。




町ごと移転させるダイナミックな七戸十和田駅

次は、七戸町にある七戸十和田駅です。

主に南口の開発が中心ですが、

まずはイオンが進出したという点が高評価です。

イオンモールという名目ではありませんが、

中に入ってみた感じではそれなりの広さがあり少々驚きました。

1周すると10分ぐらいはかかるのではないでしょうか?

テナントとしてはスーパー、衣類品だけでなく、

本屋、ゲームセンター、その他飲食店などもいくつか入っており、

そこで1日楽しめるようなコンテンツであると感じました。

さすがにイオンモールほどの規模ではありませんが、

もともと原野であった七戸十和田駅周辺で、

幅広い買い物ができる施設があるという点だけでも評価すべきでしょう。

更に七戸町によると、

今後は総合体育館の建設や役場の移転が計画されており、

まさに町ごと七戸十和田駅前に移転させるような方向性に絞られている模様ですので、

数年後大きく変化していきそうな場所であり期待感が寄せられます。

観光の面でも道の駅が徒歩圏内にあるため、

駅ビルほどではありませんが、

お土産として地場産品の購入には申し分ないほどの品揃えであり、

レストランもあるためゆっくりできるのも良い点です。

ただ、ホテルがないのと、

二次交通が弱いという面は課題ですね。

七戸十和田駅の利用者数は年々増加傾向にあるため、

観光のことも考えるとホテルはあるべきでしょう。

ホテルを諦めるなら、

せめて二次交通の本数は充実させたほうが良いです。

駅名にあるように十和田市への路線バスが発着するため、

もう少し使いやすくするよう改善すべきだと思います。

十和田市に行けばホテルがいくつもあるので、

やはり二次交通は重要ですね。

総じて、七戸十和田駅の発展具合を点数化すると、

100点満点中70点ぐらいとしましょう。

これは、今後総合体育館や役場移転を含んだものとなっています。

まとめ

今回は、東北新幹線全線開業によって新規に誕生した、

新青森駅(2010年以降)及び七戸十和田駅各駅の発展具合について分析していきました。

当然、駅ごとに発展具合や街の規模は大きく異なりますが、

少なくとも両駅どちらも健闘はしていると私は感じています。

ここまでの道のりは険しいものでしたが、

今後の発展が楽しみです。

次回は八戸駅と弘前駅について分析していく予定です。

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