【もはや地獄絵図】2020年度盛岡支社管内駅別乗車人員&路線別利用状況発表!

青森鉄道ニュース

路線価に続き、当ブログ毎年の恒例行事である「駅別乗車人員&路線別利用状況」の発表が、

7月9日JR東日本のHPよりおこなわれた。

さて、2020年度と言えば2019年度以上に、

新型コロナウイルスが全国的に蔓延したことで、

特に新幹線をはじめ、

鉄道利用が大幅に減少したところがほとんどである。

青森県内も大規模なクラスターが複数発生するなどして、

2020年度はこれまで以上に鉄道業界に大幅なダメージが与えられた。

ということは今回、前回よりも相当ヤバそうな成績の予感である。

では、2020年度の盛岡支社管内駅別乗車人員を心して見ていこう。

これはひどいw

2020年度は案の定、全ての駅で大幅な減少となっているではないかw

それに伴い、前年順位に関しては大どんでん返しとなっている駅がある。

まずは八戸と新青森だ。

ここは新幹線が乗り入れている影響もあって、

今回大幅に順位を落としてしまった。

前年順位は八戸が3位、新青森が5位だが、

今回はそれぞれ7位、8位と大幅にランクダウン。

で、それに代わってまさかの一ノ関や花巻などと順位が入れ替わっているではないかw

そういえば首都圏でも、

東京と横浜の順位が入れ替わったことで話題となったが、

まさにここでも下剋上が起こっているのがうかがえる。

今回のデータから分析できることは、

新幹線が乗り入れているターミナル駅ほど、

利用者が大幅に減少している傾向にあるということだ。

盛岡に至っては5,000人以上も減っており、

他の駅と比べ減り具合が半端じゃない。

辛うじて青森には新幹線が乗り入れていない関係もあり、

減少幅は1,500人程度に収まっている。

次に新幹線駅別の乗車人員だが、

こちらもすべての駅で減少。

やはりターミナル駅ほど減少幅が大きいことが分かる。

新幹線駅別の前年順位に関しては5位以上に変化はないが、

それ以下の駅では結構どんでん返しが起こっている。

まず二戸がまさかの6位にまで上昇し、

恐らく今回はじめて水沢江刺を抜いた。

順位が変わっていない七戸十和田についてはここ最近二戸といい勝負だったが、

今回は七戸十和田の減少幅が大きかったこともあり二戸と差がついてしまった。

そして新花巻についても今回は9位にランクダウン。

何と二戸よりも下の順位となってしまっている。




続いて路線別利用状況だ。

こちらも同様ほとんどんの線区で大幅に減っているのが分かる。

線区によっては前年まで3桁だったのが今回2桁にまで減少しているところも見受けられ、

相当な収支の打撃を受けていることが伺える。

青森県内イチのドル箱路線である奥羽本線についても、

さくらまつりの開催中止が影響してか2,000人近く減っている。

田沢湖線は秋田新幹線の利用データも含まれていることから、

4,000人以上減と致命的な数値である。

で、お気づきの人もいると思うが、

唯一津軽線中小国~三厩が今回見事にキープしているではないかw

これだけ多くの線区で大幅に減少しているにもかかわらず、

この区間だけ奇跡的に現状維持となっている。

逆になぜ今回現状維持になったのかが不思議に感じるくらいだ。

ということで2020年度の乗車人員と路線別利用状況の分析を行ったが、

今回はコロナの影響でまさに地獄絵図と化してしまっているではないかw

イレギュラーがあちこちで発生しており、

まるですべてのテストで赤点を取った感覚である。

ただ、今年はコロナワクチンの接種が始まったこともあり、

前年よりは少々明るい兆しが見えてきたような気もする。

が、オリンピックの開催で各国から何万人もの選手や関係者が集まってくるため、

一気に感染者数が増える可能性もある。

ということは、鉄道利用も依然として低迷することが予測されるため、

回復の見込みはもう少し先になりそうだ。

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