青森の鉄道ニュース2019年5月

青森鉄道ニュース

5月13日 奥羽本線 車掌置き去り、タクシーで追う

13日、奥羽本線新青森駅において、弘前行普通列車に乗務していた車掌が置き去りにされ、その後タクシーで追いかけるという、まるでドラマのような展開が起きた。車掌はタクシーで追いかけ、次の津軽新城駅で何とか間に合ったという。JR青森支店によると、列車が新青森駅を出発する直前で、乗客がホームに向かっていることを知らせるブザーが鳴ったため、乗客を探そうと車掌がホームへ降りたが、運転士はその行動に気づかず、誤って発車してしまった模様だ(乗客は最後まで見つからなかった)。なお、これにより普通列車に12分の遅れが出た。

5月15日 新幹線高速化に120億円 JR北海道、自社負担表明

JR北海道は15日、2031年春に開業予定の北海道新幹線新函館北斗~札幌間において、最高速度を当初の260キロから320キロへ引き上げることに対し、工事費が約120億円追加でかかることが明らかになった。さらにJR北海道は、工事費を自己負担することも発表。これまでの所要時間1時間4分から1時間以内の到達を目指すつもりである。これに対して島田社長は、「高速化による増収が年間10億円程度あると見込んでいる。借金をしても投資効果の中から返済していける」と自信満々にコメントした。なお、建設費にはJR北海道が鉄道運輸機構に支払う線路使用料と、国・沿線自治体が2対1の割合で支払う負担金が充てられる。経営難からの脱却は、果たして実現するのだろうか…?

5月16日 新幹線財源 JR負担増を 財務省見直し案、反発必至

財務省は16日、整備新幹線の建設費高騰で工費が膨張しないよう、JR各社にさらに負担をしてもらうことを要請。JR各社が線路使用料を国へ支払う期間を、従来の30年から50年に延期する方針を掲げた。これに対しJR側は強く反発し、実現への道のりはなかなか厳しいものとみられる。これまでの北海道、北陸、九州新幹線の建設費が高騰したことで、財源難が浮き彫りに。19年度予算編成でも費用分担が議論となったが、JR側は一切要請を受け入れていない。果たしてJRに対し、国は今後どう行動を取るのだろうか?

5月19日 ALFA-X、新青森初乗り入れ

JR東日本開発の新幹線試験車両「ALFA-X」が、19日未明に初めて新青森駅へ乗り入れた。今後も2022年3月まで夜間を中心に年間最大70本程度の運行が予定されており、ALFA-Xへの期待感が徐々に増えていく今日である。

5月18日~19日 秋田発カシオペア運転

尾久車両センター所属E26系を使用した団体臨時列車「カシオペア紀行」が、秋田→上野間(奥羽本線、青い森鉄道線、IGRいわて銀河鉄道、東北本線経由)で運転が行われた。奥羽本線への乗り入れは今年初となった。

5月18日・19日 急行津軽運転

高崎車両センター所属12系6両を使用した「急行津軽」が、奥羽本線湯沢~弘前間で運転が行われた。急行津軽は、1998年の臨時列車としての運転が最後であったため、実に20年ぶりの運行となった。

※文字数の多さが必ずしもランキングに有利になるわけではないので、ご留意いただきたい。

※各報道は東奥日報、JR東日本、JR北海道、青い森鉄道、弘南鉄道、津軽鉄道のプレスリリース、月刊鉄道ファンを参考にした。

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