青森の鉄道ニュース2019年3月

青森鉄道ニュース

3月5日 新青森駅「旬味市」新装オープン

新青森駅1階の駅ビル「旬味館」の一角にある催事場「旬味市」が5日リニューアルした。ねぶたの照明を壁面に配置するなど内装を一新し、2010年東北新幹線全線開業以来となる大規模な改装が行われた。

3月13日 北海道新幹線 乗車率24%公表

JR北海道は、開業から3年を迎えた2018年度(昨年4月~今年2月)北海道新幹線の運行実績を13日公表した。1日あたりの平均乗客数は約4700人(乗車率24%)となり、2016年度の約6200人(同32%)、2017年度の約5000人(同26%)よりも減少した。開業ブームが落ち着いたことや、昨年の北海道地震が影響したとみている。

3月16日ダイヤ改正 新幹線車内販売見直し

青森県関係では、東北新幹線はやぶさ、はやて(いずれも東京~新青森間)における車内販売を縮小した。取り扱いが終了したのは、弁当、軽食、デザート、お土産、雑貨の販売となり、コーヒー、ソフトドリンク、アルコールなどの飲料、菓子、つまみの販売は引き続き継続することになった。尚、グランクラスでは引き続き車内販売を行う。一方、北海道新幹線ではすべての列車で車内販売を終了した。

3月16日ダイヤ改正 東京~新函館北斗間 4時間の壁突破

北海道新幹線(青函トンネル内)の最高速度が140キロから160キロに引き上げられ、東京~新函館北斗間が最速3時間58分に、新青森~新函館北斗間が最速57分となった。これにより、4時間を超えると需要が新幹線から飛行機へシフトする現象「4時間の壁」を突破することが可能になった。

3月16日ダイヤ改正 奥羽本線秋田→青森の快速新設

奥羽本線秋田発青森行の快速が新設された。停車駅は他の快速と同パターンで、前後の時間帯に運行する普通、特急を1本化した形で設定された。なお、列車本数に変わりはないが、快速通過駅では1本減少となった。

3月16日ダイヤ改正 奥羽本線新幹線アクセス列車のワンマン運転開始

奥羽本線津軽新城~新青森~青森間の列車で史上初となるワンマン運転が始まり、同時に自動放送が追加された。自動放送の様式は、同じくほかの区間の奥羽本線と同様のものである。

3月26日 はやぶさ+こまち 連結部分にアース線

 東北・秋田新幹線のはやぶさ+こまちの運用に対し、電気がショートした場合、車両の間で電気を流れやすくするため、連結部分にアース線を新設する工事を始める。昨年発生した、パンタグラフに鳥がぶつかりショートし運用が大幅に乱れた件を考慮。E5系43編成とE6系24編成すべてが対象となり、改修工事は6月までに終える予定だ。

3月26日 車いす用の昇降装置 青森駅のホームに設置

青森駅改築工事に伴い、業務用エレベーターが使用できない代わりに、コンコースとホームを結ぶ車いす用の昇降装置をはじめて設置した。自由通路供用開始の2020年度末まで稼働する。

3月27日 JR東 列車運行情報のTwitter配信路線を全線に拡大

JR東日本では27日から、東北、信越、関東エリア全路線のTwitterでの列車運行情報の配信を開始した。

3月27日 JR東が蓬田村提訴 16年の列車、除雪車衝突

2016年に発生した、蓬田村の津軽線踏切事故(普通列車と除雪車との衝突)の件に対し、発生要因は除雪車の運転手が燃料切れを起こしたことが原因とし、JR東日本は運転手を雇っていた蓬田村に対し約4千万円の損害賠償を請求しようと、青森地裁に提訴したことが分かった(東奥日報による報道は4月22日)。これに対し久慈蓬田村長は、「村としては早期の示談を望んでいるが、損保会社とJRで車両価格の算定方法などで折り合いがつかなかった」とコメントしている。なお、衝突事故により、当時は津軽海峡線の特急、津軽線の普通列車を含む約30本が運休となり、約1850人に影響が出た。いわば、3年前の事故を蒸し返す形で訴訟が起きたといえよう。5月28日には、第1回口頭弁論が行われ、蓬田村側は争う姿勢を見せた。

3月28日 八戸駅西口駅前広場の完成祝う

八戸市が進めていた八戸駅西口駅前広場の整備が完成し、28日利用開始となった。駅前広場整備は2016年度に始まり、駅送迎者用駐車場、ベンチ、モニュメント設置の交流広場、観光・送迎バス用駐車場、タクシープール、駐輪場を6憶3千億円をかけて整備した。なお、フラットアリーナを含む区画整理事業に関しては、2028年度以降に完了する見込み。

※文字数の多さが必ずしもランキングに有利になるわけではないので、ご留意いただきたい。

※各報道は東奥日報、JR東日本、JR北海道、青い森鉄道、弘南鉄道、津軽鉄道のプレスリリース、月刊鉄道ファンを参考にした。

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