【解体直前!?】引退したリゾートうみねこ最後の晩餐in青森車両センター

青森鉄道ニュース

9月26日及び27日をもって、

八戸線を走るリゾートうみねこが遂に引退してしまいましたね・・・

しかしながら、リゾートうみねこの運行スケジュールについては、

何かと紆余曲折がありました。

もともとリゾートうみねこは同年3月27日をもって、

“定期的な臨時列車としての運行”を終えました。

しかし、6月14日に団体列車として「ありがとうリゾートうみねこ」を運行するという報道がJR東日本から発表されたため、

いわゆるリバイバル運転の実施が決まりました。

ところが昨今の新型コロナウイルスの影響もあって、

急遽運転を中止しました。

私的にも、是非リゾートうみねこの引退日は、

有終の美を飾っていただきたいものでしたが、

運悪く新型コロナウイルスの影響とまるかぶりしてしまったのです・・・

ところが数か月後に吉報が入り、

9月に何とか運転を実現したいというJR東日本の思いもあって、

先日の9月26日及び27日に、

無事リゾートうみねこがラストランを迎えることができました。

リゾートうみねこの運転区間は通常、

八戸~久慈間なんですが、

ラストランでは何と久慈より先の盛(さかり)まで運行されました。

盛は岩手県の沿岸南部に位置する大船渡市にあり、

かつ三陸鉄道で最も南にある駅です。

盛まで行く列車はかつてない長距離運転ダイヤでもあることから、

私も見に行こうと思いましたが、

今度は私がその頃体調不良に陥ってしまったこともあり、

急遽撮影は断念せざるを得ませんでしたw

まあ、今回はご縁がなかったってことにしておきましょう()

余談ですが、9月26日前日まで、

台風(正式には温帯低気圧)の影響で天候が荒れており、

一時八戸線内のダイヤが大幅に乱れていたため、

このままではリゾートうみねこの運行も危ぶまれる状況にありましたが、

何とかラストランを無事終えてくれましたね。




さて、引退したリゾートうみねこですが、

実は10月の頭に青森車両センターまで自力で回送してきました。

今回はその模様をちょっとだけお届けしようと思います。

何ということでしょう。

訪問してみたら既に先頭車両が切り離されているではありませんか()

切り離されたその様相は、

何とも哀愁漂うような佇まいです。

そして、リゾートうみねこは3両編成で運行しているため、

残りの2両の行方が気になるところ。

まさかもう・・・

と橋を降りて周辺をジロジロ凝視してみると、

草木の間からは残りの2両がまだ生き残っていました()

きちんと「リゾートうみねこ」の文字も書かれていますね。

おまけに牽引車も映っていたりします。

立ち入り禁止区域手前からひょっこり激写。

切り離されたということは、

やはり近々解体作業が始まるということになるのでしょうか・・・?

それともリゾートしらかみの旧青池編成みたいに、

別途再利用するのでしょうか・・・?

まあ、このご時世どんどん新型車両に置き換わっており、

かつリゾート列車に使用する車両数も足りているはずなので、

BAN(解体)する可能性のほうが高いのかもしれません・・・

因みに現在は青森車両センターの解体作業スペースにおいて、

同じく八戸線のキハ40系が只今集中治療(解体)を受けているので、

それが終わり次第メスが入れられるのかもしれません。

撮影するなら今のうちですね。

これで八戸線の「のってたのしい列車」は、

あの真っ白な化粧をした「東北エモーション」に託されることになりました・・・

とは言えこちらはリゾートうみねこと少々扱いが違う臨時列車であり、

基本的に団体専用なので料金設定も全然違います。

リゾートうみねこの場合、

最前部及び最後部の車両が指定席でした。

八戸~久慈間往復で2,680円、

これに510円の追加料金を払うだけで乗れるので、

トータル3,190円しかかかりませんが、

「東北エモーション」は料理コースも組まれているため、

往復だと何とその3倍程度の10,800 円もかかる列車です()

まあ、太平洋や種差海岸の雄大な景色もあるので、

その分乗ってみる価値はあるのだと思いますが、

元来リゾートうみねこのプラス510円で乗れる感覚とは、

やはり大きく違いますよね。

最近は「リゾートあすなろ」の津軽線運行もイマイチ行われていないので、

こういった指定料金だけを払う形のリゾート列車は縮小傾向にある模様です。

ということで以上、「リゾートうみねこ最後の晩餐in青森車両センター」をお届けしました。

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