青森の鉄道ニュース2019年7月

青森鉄道ニュース

7月1日 「リゾートしらかみ」でWi-Fiサービス提供開始

1日から、五能線の人気観光列車「リゾートしらかみ」全編成において、Wi-Fiサービスの提供が始まった。SNSでの発信、沿線の観光名所情報などを気軽にチェックできる。

7月1日 「青函観光キャンペーン」開催

16年、17年のデスティネーションキャンペーンに続き、今年も青森県と道南を対象とする観光企画「青森県・函館観光キャンペーン」が1日から始まった。期間中は「急行津軽」や「東北エモーション」、道南いさりび鉄道では「道南 海の恵み」を走らせるなど、イベント列車の運行が立て込んでいる。

7月4日 公社所有地を取得 操車場跡地整備計画前進へ

青森市が青森操車場跡地に予定する新駅やアリーナ整備において、同市議会は4日、市土地開発公社が所有する8.3ヘクタールを買い取るための議案を全会一致で可決した。取得価格は38億3092万2762円となった。

7月4日 ディーゼル機関車DE10形 青森から仙台譲渡

約半世紀前に製造されたディーゼル機関車「DE10形」1両が4日、青森市のJR車両基地から仙台臨海鉄道へ譲渡された。当車両は1971年に川崎重工で製造され、当時の青森機関区(青森操車場)において寝台客車などの入れ替え作業のために使用されたが、約3年前から運用を休止していた。DE10形は運転台が一方に寄り、横から見ると左右非対称な設計になっており、全国に約700両配置された。かつては「リゾートしらかみ」の前身である「ノスタルジックビュートレイン」の牽引車としても活躍した。

7月8日 今別の国有林に約100年前敷設 森林鉄道軌道150m現存

大正から昭和にわたって稼働していた森林鉄道の廃線が、今別町の国有林で見つかった。青森県内に敷設された森林鉄道跡の大半は、廃線と同時に撤去されることが多いが、今回の今別町のものは長さは150mに及び、約100年前のものであり、県内でもレアの廃線跡と言われている。林野庁のデータでは、廃線跡は今別町大泊地区の与茂内林道にあり、1922年に敷設され、63年に廃止、長さは5262mと書かれており、関係者曰く終点まで残っている可能性が高いと示唆。津軽森林鉄道との関わりも気になるところである。

7月18日 新駅利用「年50万人」青森操車場跡地利用計画 市、アンケートで推計

青森操車場跡地に設置が予定される新駅の利用者数について、青森市は18日、周辺住民へのアンケート結果を分析したところ、50万8128人の利用が見込まれることが分かった。これは、筒井駅の年間利用者数である28万9993人の2倍に相当する。小野寺青森市長も「新駅のニーズは非常に高い」とコメント。なお、1日平均利用者数については1,392人と試算。因みに青森駅の平成30年度の乗車人員(青い森鉄道に限る)は2,428人、筒井駅は795人となっており、青い森鉄道線でも上位にランクインするほどの利用者数が見込まれる。

7月22日 青い森鉄道×台湾鉄路 観光促進へ姉妹協定

青い森鉄道と台湾鉄路管理局は22日、姉妹協定を結んだ。7月17日にエバー航空が青森空港に就航したことで、台湾からの観光客増加対策として、駅や車内設備のサービス向上に取り組む。台湾鉄路縦貫線は台中~高雄間の206.5キロを結び、沿線の高校が青い森鉄道沿線の地域へ教育旅行を実施するなど、盛んな交流が行われている。これまで青い森鉄道では、Wi-Fiサービスや観光情報の配信、駅名標の多言語表記などを整備した。

7月25日 北海道新幹線「200キロ」JRに早期実現要望 県、県議会など

青森県と県議会、県鉄道整備促進期成会は25日、JR北海道を訪問し、時速200キロ以上の北海道新幹線の高速化を求め、要望書を提出した。このほかにも、奥津軽いまべつ駅の停車本数増加、増発、運賃割引、企画きっぷ、さらには、JR北海道の青森県内への営業拠点設置などを要望した。

7月27日~28日 夜行急行津軽運転

5月に引き続き今年2回目となる急行津軽が27~28日にかけて奥羽本線秋田~青森間で運転された。2回目では、5月にはなかった夜行列車(83号)が秋田22:30発→青森6:03着のダイヤで設定されるなど、合計3本運転された(残り2本は昼行)。

※文字数の多さが必ずしもランキングに有利になるわけではないので、ご留意いただきたい。

※各報道は東奥日報、JR東日本、JR北海道、青い森鉄道、弘南鉄道、津軽鉄道のプレスリリース、月刊鉄道ファンを参考にした。

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