【続報】21年春目標に八戸市営バス、JRバス、南部バスもIC導入に参戦か!?

青森鉄道ニュース

今話題の菅総理就任ネタよりも、

こちらのほうが青森県にはデカいので一筆書きます()

青森県は9月16日に、

新型コロナウイルス対策を組み込んだ2020年度補正予算案を発表。

それによると、

何と八戸市営バス、JRバス、

南部バス(岩手県北自動車)もICカードの導入に参戦する旨を明かしました。




先駆け青森市営バスが先日ICカード導入に名乗りを上げましたが、

続報の形で3社もICカード導入の意向を示した模様です。

因みに青森市営バスを含めた4事業者における県内の輸送人員の割合については、

青森市営バスが29.2%、八戸市営バスが27.0%、

岩手県北自動車が14.1%、JRバスが2.7%となっています。

人口の割には青森市営バスと八戸市営バスとでシェアにそこまで大差がないですね。

仮にこれらすべてがICカードを導入するとなれば、

実に県内の路線バス73%でsuicaなどが使えることになります。

下北交通や十和田観光電鉄は赤字路線が多いので、

今回は参戦しませんでしたが、

個人的には弘南バスが今回パスしたのは少々残念でしたね・・・

弘南バスには青森市営バスのようなバスカードシステムがなく、

あるサイトの情報によれば、

未だに紙の回数券が現役だそうですw

弘南バスの回数券は言わば切り離して使うタイプの乗車券のようで、

2018年現在では170円券×6枚、100円券×1枚、10円券×3枚の、

計10枚・1150円分が1000円で発売されているとのこと。

にしても割引率が13.1%とあまりお得感がありません()

因みに青森市営バスの通学バスカード5000円の場合、

6800円分が使えますので、

割引率は3割と弘南バスよりも圧倒的にお得ですw

それよりも、降車時に運賃を確認して、

いちいちその運賃にちょうど合うよう切り離して清算するため、

感覚的には現金払いとほぼ変わらないという点が課題だと思います。

なので弘南バスもICカードを導入すれば格段に使いやすくなるのですが、

まだ導入は先になりそうです。

一方JRバスでは青森空港線や奥入瀬渓流方面のバスがあるため、

ビジネスや観光に大活躍しそうです。

利用者も多いのでこちらもデカいですね。

それにしても、ようやく青森県にもICの時代が来ましたかw

そもそもJR東日本が全国で先駆けsuicaというICカードを、

確か2001年あたりに導入していますので、

それから20年近くという驚異的なブランクがあります。

東京で導入してからかなりの時間が空いてしまいました。

東奥日報によると、

ICカード導入については県が5億1787万円を支援し、

suicaなど全国10種類の、

通称「10(テン)カード」が使えることを条件に補助を当てるとのこと。

ということはICOCAやPASMOなども追々青森県で使えるようになるということですね。




一方、JR東日本によると、

青森県内のJR線には2021年春をめどに、

「地域連携ICカード」を導入する旨を明らかにしました。

思ったより早いですね。

2021年春ということはあと半年ということになります。

先日盛岡支社がICカードの新システムを開発しているとコメントしましたが、

ここで気になるのは、

秋田支社のほうがどうなっているのか不明な点です。

奥羽本線(津軽新城以南)、五能線は秋田支社管内ですが、

今のところ秋田支社についてはICカード導入について、

具体的な意向を示していません。

ただ、津軽新城については、

シャトル列車が盛岡支社管内の青森まで直通しているため、

恐らくはここも含まれるものと思われます。

一部非対応となると不便ですからね。

ただ、新システムと言えども、

前回の記事で推測した、

車載型ICシステムが本当に導入されるかは現状明らかになっていないので、

改札機が無い津軽新城ではどうなるかが気になるところですが、

新青森や青森などは確定でしょう。

弘前などは秋田支社管内なので今回導入されるのか不明ですね。

そして、JRでICカードが導入されるとなると、

そろそろ青い森鉄道などでも本格的に検討する時期がやってきそうです。

今後に期待しましょう。

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