【史上初】E653系東北本線全通130周年記念号 仙台~青森間豪快に爆走

青森鉄道ニュース

12月4日~5日にかけ、

東北本線全通130周年記念号が仙台~青森間を豪快に爆走。

しかも車両は懐かしい国鉄色を纏ったE653系ということで、

前回のスーパーはつかり同様再び鉄オタホイホイが来てしまった。

ということで当日青森駅で撮影を行ったのでその模様をご覧いたきたい。

まずは電光掲示板から。

やはりなんといっても青森駅で仙台行の表示がみられること自体が非常にレアである。

というか、JR発足以降あったかどうかというほど希少だ。

因みに国鉄時代では仙台~青森間を結んでいた、

所要時間がクソ長い普通列車が運行されていたので、

国鉄時代では仙台行の行先を見ることは可能だった。

まるで3~40年前にタイムスリップしたかのような錯覚に陥る。

続いて、肝心となるE653系はどうなっているのかというと、

見事に全身国鉄色に染まってしまっているではないか()

ラッピングであることはわかっていても、

遠目で見ればまさに国鉄時代に帰ってきたかのような光景だ。

まあ、さすがに前面の顔を見れば完全なるE653系ではあるが。

尚、今回はヘッドマークの装飾はなく真っ白であったので、

その点が少々物足りなかったが、

それ以上にこの令和の時代で仙台~青森間を運行したという点が驚きであるから、

ヘッドマークが無いことに関してはまあ許容範囲としよう。




車内の様子も伺ってきた。

特急つがるで使用しているE751系と意匠設計が似ているということもあり、

なにかと比べられる機会が多いが、

一番の違いであるのが、

グリーン車の仕様であろう。

E751系のグリーン車はいずれも座席がトータルで4列(2列+2列)であるが、

今回のE653系のグリーン車は座席がトータルで3列(1列+2列)に収まっている。

そのため、まるではやぶさのグランクラスのような雰囲気を醸し出しているではないか()

座席や床のデザインもどこか洗練されている。

グリーン車には今回と全く関係のない、

はつかりのヘッドマークがなぜか飾られていたが、

これはどういう意図で設置したのだろうか・・・?


余談だが、もともとこの東北本線130周年(E653系)号は、

当初上野~青森間の運行を夏ごろ予定していたのだが、

案の定、そのころコロナが爆発的に蔓延していたため、

急遽運転を中止。

しかし、冬になってから感染が少し落ち着いてきたこともあり、

今回方針を変えて仙台~青森間の短縮運行となった。

運行区間が短縮となったものの、

いわば運転計画が奇跡的に復活したということになるから、

今回主催したJR東日本仙台支社には感謝の意を表したい。

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