青森市では2020年3月25日、
災害が発生した際に増える帰宅困難者に対応するため、
JR東日本と青い森鉄道の2社と支援協定を結んだことを明らかにしました。
自治体と鉄道会社による帰宅困難者に対する支援協定の締結は青森県内では初めてのことです。
東奥日報によると、
この協定を結んだことで、
ターミナル駅となっており利用者数も多い青森駅と新青森駅において、
食糧難にならないようにするため、
約600人分に相当する防災食を両駅にセッティングしたとのことです。
実際あの東日本大震災が発生した時には青森県内のほとんどのエリアで停電が発生したため、
電車については完全ストップしました。
その際帰宅途中の人が電車を利用することができなくなり、
青森駅と新青森駅の両駅で合計600人程度の帰宅困難者で溢れかえったことから、
今回の協定ではそれに匹敵する600人分の食料を備蓄することになったとのことです。
また、一時的に滞在する場所として、
青森駅の南側にあり徒歩1~2分程度で着く市民ホール、
及び津軽新城駅にほど近く徒歩10分程度で着く西部市民センターが選定されました。
帰宅が不可能な場合においてこれらの施設での「泊り」が可能になるものだと思います。
市民ホールにはコンサートや演劇などを開催できる巨大なホールがあったり、
西部市民センターについても同じ青森市にある公共施設の中では比較的大きいため、
このような措置をとったのでしょう。
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