テレビのニュースでも報道されましたが、
衝撃的な事実が判明しました。
JR旅客6社は4月14日に、
ゴールデンウィーク期間における新幹線及び在来線特急の指定席の予約状況を発表しました。
それによると、コロナウイルスの影響が大打撃となり、
観光やビジネスでの利用も激減したことから、
予約率が前年同月比僅か10%にまで急落。
つまりは9割も減少したことになります。
例えるなら100人利用していたのが10人しか利用しなくなった。
案の定これは1987年にJRが発足して以来過去最悪のデータです。
本来ならば戦後2回目となる東京オリンピックが開催され、
それに経済が便乗して日本全体の成長率を上げるつもりでいたのですが、
よりによってオリンピックとコロナウイルスの蔓延がピッタリ重なってしまったのは皮肉以外の何物でもありませんね。
一方、青森県内でもその影響は大きく出ており、
ゴールデンウィーク期間における新青森駅を発着とする東北新幹線の予約率は、
前年同月比たったの7.9%しかなかったことが判明。
北海道新幹線についても前年同月比たったの9.8%しか予約がなかったようです。
一応今年のゴールデンウィークというのは連休が8日間あり、
いつもなら例のごとく新幹線が満席状態となるのが日常ですが、
今回は悲惨なことに満席の新幹線は1つも発生しなかったとのことだそうです。
これはJR各社にとっても過去に見ないほど経営に大打撃を受けているはずですね。
特にJR北海道の場合は今回に限った話ではありません。
毎年数百億円もの大赤字を垂れ流しているという状況の中で、
北海道新幹線については観光利用の関係で増収が期待されていましたが、
それすらも利用が少なくなったということは、
最悪の場合資金ショートを引き起こし、
今にでもBANする可能性を考えなくてはなりません。
恐らくは稼ぎ頭となっている札幌圏でも利用が落ち込んでいることでしょうし、
ホテルや駅ビルといった鉄道事業以外の面での収益も減少していることを踏まえると、
もはや頼れる場所が無くなったと言っても過言ではありませんね。
大赤字が続いているJR北海道は、
本当に来年まで生き残っているのか疑問に思うほどです。
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