前回の青い森鉄道に続き、
新型コロナウイルスの影響で鉄道の利用が大幅に落ち込んでいます。
JR東日本盛岡支社は東北新幹線盛岡~八戸間の3月の利用者数を発表しましたが、
コロナの影響がかなり響いたことで、
昨年の3月と比べ実に48%の利用しかなかったことが明らかになりました。
つまり、過半数以下です。
これは、移動を控えるサラリーマンや旅行客が増えたほか、
学校の団体利用なども一気にキャンセルとなったためとみられているようです。
最近ではテレワークが流行っていることもあり、
会社に行かなくても従業員同士で画面越しにやり取りできるので、
その結果移動が減るというわけです。
「ICTが世界を救う」とはまさにこのことですねw
話を戻してこの間新青森駅に行ってみましたが、
いつもの賑わいとは打って変わって人通りはかなり少なかったです。
新幹線改札前にある待合室なんかもいつもは満席に近い状態になっていますが、
こちらもがら空きとなっていました。
因みに、今年のダイヤ改正では新青森駅を発着する東北新幹線が3.5往復も増発されるなど、
直近のダイヤ改正ではあまり見ないほどの好調っぷりだったのですが、
その出だしは実に悪いものとなってしまいました。
また、本来なら修学旅行の予定があった学校も多数あり、
東奥日報によると青森駅と八戸駅を中心に利用する団体のうち、
大多数に相当する約70校・5千人分もの利用がキャンセルとなったため、
これはかなりの痛手です。
ましてや新幹線では運賃のほかに特急料金の収入が入るため、
相当打撃を受けているはずです。
一方、影響は在来線にものしかかっています。
青森駅では3月における利用者数において前年同月比が63.3%という結果になり、
こちらも大幅に減少しました。
要因としては、
高校が一斉休校になったことで、
生徒の利用が大きく落ち込んだためです。
特に青い森鉄道との接続をある程度図っている青森駅では、
いつもなら乗り換えで大勢の高校生などがゾロゾロと跨線橋を移動する光景を目にしますが、
今となってはその様子がほぼほぼ見られませんね。
この影響はやはり高校が再開するまで永遠と続くでしょうから、
現状、少なくとも夏休みから秋あたりまで見込んだほうがいいかもしれません。
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