ネットを漁っていたらこのような面白いタイトルの記事を見つけました↓
「仙台大改造」へ市が再開発促進策 | 日経クロステック(xTECH)
題して「仙台大改造」計画!
文面からしてみれば、
あの田中角栄時代に公にぶち明かされた「日本列島改造計画」とどことなく似ていますねw
この仙台大改造計画の趣旨としては、
2019年に「せんだい都心再構築プロジェクト」と銘打って仙台市中心部を再開発し、
震災復興の次なるステージとして位置付けしています。
実際問題、都心にあるオフィスビルの約4割が1981年5月以前に着工した旧耐震基準の建物ということで、
大地震で老朽化した建物が倒壊する恐れがあることを懸念し、
都心の街ごとをリニューアルして震災発生時でも大きな被害を出さないようにさせるつもりなのでしょう。
記事によると計画期間は2019年度から30年度までを予定しており、
再開発エリアとして仙台市は、
仙台駅、青葉通・一番町、勾当台・定禅寺通の3か所を設定。
都心における南北線および東西線の地下鉄の駅があるエリアです。
記事の画像をご覧いただくと分かるように、
並木道が整然と整備されているイメージ図が載っていたり、
歩行者天国と思われる両側には店が林立しているなど、
まさに杜の都らしさを前面に押し出した構想となっている模様ですね。
・・・ということで、これに乗っかって我が青森市の場合を考えてみました()
仙台大改造計画とは若干目的が異なりますが、
実際に青森市でもこれと似たような「青森市立地適正化計画」というものが2018年あたりに策定されました。
これは文字通り、より効率的に街づくり開発を行うため、
都市機能が豊富に揃っているいくつかのエリアに絞って、
そこを重点的に開発していくという趣旨です。
なので、改造といえば改造ですが、
仙台大改造では基本的に仙台駅前に限定した都心開発なっているのに対し、
青森市立地適正化計画では、
例えば新青森駅周辺、青森駅周辺、操車場跡地周辺・・・
というように、複数の拠点を設定して開発を行う計画という違いがあります。
では、仙台大改造にならって青森市立地適正化計画を踏まえたうえで、
青森大改造計画をちょっと構想してみましょう()
まず、青森市立地適正化計画では拠点区域を6か所設けており、
そのうち都市機能誘導区域と呼ばれるエリアを、
青森駅周辺、新青森駅周辺、操車場跡地周辺、
これに旧浪岡町を加えた浪岡駅周辺の4か所に、
また生活拠点区域と呼ばれるエリアを、
造道(つくりみち)周辺、浜田周辺の2か所に設定しています。
造道というのは県病があるエリアで、
浜田はイトーヨーカ堂やイオンなど商業激戦区となっているエリアです。
そしてこの6エリアについては、
青森市内のほかの地域よりも優先的に大規模な開発を行うよう促進。
今後の青森市の発展に大きく寄与するであろう、
かなり重要なエリアとなります。
言い換えれば青森駅周辺は中心市街地及び県庁などのオフィス街である「都心」。
操車場跡地周辺は今後新駅設置が予定されているほか、
公的機関の施設も集中しているので「副都心」。
新青森駅周辺及び浜田と造道は、
すでに郊外における商業激戦区及び医療機関が集中している「新都心」。
都心、副都心の実際の意味とは若干外れていますが、
青森市に例えるとこうなるでしょう。
浪岡駅周辺については元をたどれば独立した町であり、
かつ青森市の市街地とも距離が離れているので特殊事情とすべきでしょうか?
・・・ちょっと話が長くなりそうなので続きは次回に回します()
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