諸般の事情(この時期お察しください)により3月のブログ更新が滞ってしまっているが、
ダイヤ改正が実施された3月13日、
青森地区内各線区でも色々と大きな動きがあった。
しかしその一方で、駅の窓口が廃止(無人駅)になるなどの動きがこれまで2件確認された。
それは、八戸線陸奥湊駅と、
大湊線陸奥横浜駅である。
いずれも主要駅とまでは行かないが、
町の中心駅であったり観光地に近い駅であるという特徴がある。
ただ、やはり利用者数減少により窓口の営業を終えざるを得なくなってしまっているようだ。
しかしこれは全国の駅でも言えることで、
例えばJR西日本の北陸本線などでも最近窓口廃止ラッシュが進んでいるのが現実だ。
ただでさえ日本は人口減少のうえ車社会、
更に鉄道の利用割合もたったの数%というものだから、
こういった窓口の廃止をせざるを得ない駅も今後更に増えていくものとみている。
で、東奥日報によると、
どうやら陸奥湊駅に関してはJRに対し八戸市が宣戦布告するようだ()
どういう内容かというと、
5日に開かれた市議会において、
無人駅化に伴いトイレが閉鎖されることからその解放と、
駅前には市場があることから観光客の利用も見込まれるため、
有人駅に戻すよう要望があったそうだ。
一方、陸奥湊駅の1日の平均乗車人員は2019年現在僅か129人。
駅舎の規模の割には意外にも少ないものである。
しかも年々利用者数は減少していることから、
JRが経費削減のため無人駅化するのも無理はない。
とは言え、依然として市街地にありながら市場が近いという立地であるため、
やり方によっては利用回復に繋がる可能性も考えられる。
ここはいかに地元と協議して利用を増やすかがカギであろう。
一方、隣の白銀駅については2005年に無人駅となっているが、
こちらは地元の要望を受けて市がトイレを設置しているとのこと。
トイレについてはトイレットペーパー代や水道光熱費を市が負担し、
維持管理を地元の振興会が受け持っているというのだ。
このケースを踏まえ、
陸奥湊駅でも同様の対応をしてほしいというのが市議会から挙がった要望である。
そういえば八戸線では今回のダイヤ改正で上下合わせ3本も増発された。
地方線区で3本増発とは大分珍しいことである。
一方、市街地のど真ん中を走る割には利用者数が少ないというのが八戸線の課題でもあろう。
こういった事象も踏まえ、
まだまだ八戸線では利用回復の見込みがある路線であることから、
是非とも地元からの要望が通ればと思う。
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