【今人気のエリアは!?】青森市135地区10年間の人口増減率を算出してみた

地域経済研究

青森県の県庁所在地である青森市で、

今人口が増えている人気のエリアはどこなのか・・・?

ふと気になりました。

青森市と言えども面積は東京23区の627.57km²よりデカい、

何と824.6km²という広さがあるため、

地区ごとにいろいろ情勢が異なっているはず・・・

ということで今回は、

青森市135地区(旧浪岡町を除く)における10年間の人口増減率を算出してみました。

これにより、今人口が増えている人気のエリアはどこなのかが一目瞭然で分かると思います。

転勤などで引越する予定だけどまずはどこに住めばいいのか・・・?

という方にもちょっとは参考になるかと思います。

膨大なデータだけあって起こすのに3時間もかかってしまいましたが、

是非役立てていただければと思います()

人口増減率算出方法

今回、人口増減率算出にあたっては以下の方法を導入しました↓

1、人口・世帯数等(住民基本台帳)/青森市をもとに人口増減率を算出

2、人口増減率をもとに8色で表示

3、地区名と増減率が瞬時に把握できるよう地区名を各色で反映

4、増減率は平成21年4月対平成31年4月を対象(但し、以下の地区は当該期間内による住居表示実施の影響で例外とする)

  • 新田、新城→平成30年石江地区住居表示実施により一部が石江に編入されたため平成21年対平成29年とした。
  • 石江→上記の理由で平成21年対平成29年とした。
  • 大野→平成23年大野地区区画整理により一部が西大野に編入されたため平成25年対平成31年とした。
  • 西大野→上記の理由で平成25年対平成31年とした。
  • 戸山→平成25年戸山地区区画整理により一部が蛍沢、赤坂、月見野に編入されたため平成25年対平成31年とした。
  • 蛍沢、赤坂、月見野→上記の理由で平成25年対平成31年とした。

以上の項目を踏まえ見ていきましょう。

青森市135地区人口増減率マップ

増減率凡例
ピンク 0.04以上
0.02~0.04未満
オレンジ
0.00~0.02未満
黄色
‐0.02~0.00未満
黄緑
-0.05~-0.02未満
水色
-0.10~-0.05未満
グレー
-0.20~-0.10未満
青色
-0.21以上

★地区ごとの人口増減率詳細

地区 増減率
西大野 0.46
三好 0.19
浦町 0.09
篠田 0.04
青葉 0.02
新町 0.02
南佃 0.02
浜田 0.02
卸町 0.02
浜館 0.01
大矢沢 0.01
東大野 0.00
横内 0.00
矢田前 -0.01
新田 -0.02
安田 -0.02
桂木 -0.03
問屋町 -0.03
妙見 -0.03
月見野 -0.03
松原 -0.04
大野 -0.04
石江 -0.04
浪打 -0.05
岡造道 -0.05
東造道 -0.05
沖館 -0.05
富田 -0.05
駒込 -0.05
筒井 -0.06
中佃 -0.06
上野 -0.06
新城 -0.06
造道 -0.07
八重田 -0.07
安方 -0.07
古館 -0.07
西滝 -0.07
馬屋尻 -0.07
自由ケ丘 -0.07
金浜 -0.07
花園 -0.08
堤町 -0.08
本町 -0.08
-0.08
幸畑 -0.08
三内 -0.08
戸山 -0.08
田屋敷 -0.08
雲谷 -0.08
港町 -0.09
合浦 -0.09
青柳 -0.09
松森 -0.09
-0.09
浪館 -0.09
本泉 -0.09
原別 -0.09
平新田 -0.09
小柳 -0.10
橋本 -0.10
中央 -0.10
桜川 -0.10
奥野 -0.10
浪館前田 -0.10
里見 -0.10
矢作 -0.10
油川 -0.10
羽白 -0.10
けやき -0.11
勝田 -0.11
虹ケ丘 -0.11
八ツ役 -0.11
古川 -0.12
金沢 -0.12
千富町 -0.12
牛館 -0.12
第二問屋町 -0.12
茶屋町 -0.13
北金沢 -0.13
高田 -0.13
長島 -0.14
旭町 -0.14
久須志 -0.14
四ツ石 -0.14
野尻 -0.14
西田沢 -0.14
赤坂 -0.14
はまなす -0.15
野内 -0.15
後萢 -0.15
諏訪沢 -0.15
桑原 -0.15
栄町 -0.16
築木館 -0.16
新町野 -0.16
岡町 -0.16
四戸橋 -0.16
千刈 -0.17
飛鳥 -0.17
奥内 -0.17
宮田 -0.18
瀬戸子 -0.18
六枚橋 -0.18
小橋 -0.18
細越 -0.19
八幡林 -0.19
沢山 -0.19
大別内 -0.19
前田 -0.19
左堰 -0.19
蛍沢 -0.19
戸崎 -0.20
柳川 -0.21
荒川 -0.21
野沢 -0.22
後潟 -0.22
久栗坂 -0.24
三本木 -0.24
清水 -0.24
浅虫 -0.25
戸門 -0.25
鶴ケ坂 -0.25
滝沢 -0.26
田茂木野 -0.27
合子沢 -0.27
矢田 -0.28
小館 -0.28
野木 -0.28
内真部 -0.30
岩渡 -0.31
大谷 -0.35
孫内 -0.36
泉野 -0.40
入内 -0.40

いかがでしょうか。

地区名の色分けは凡例の通りです。

寒色系になるほど人口減少幅が大きいことを意味します。

また、小数点第2位までを算出した増減率の表も用意いたしました。

こちらも起こすのに大分時間がかかりましたね()

では考察へと参りましょう。

人口増加地域は大型SCや医療機関が多い?

まずは人口増加地域から見ていきましょう。

マップを見れば一目瞭然ですが、

ピンク色表示であるのが三好、篠田、浦町、西大野の4か所、

赤色は新町、青葉、浜田、南佃、卸町の5か所、

そしてオレンジ色は東大野、浜館、大矢沢の3か所となっていますね。

人口増加地域は概ね国道103号(通称:観光通り)や、

国道7号(通称:西バイパス)に集中しています。

東青森駅周辺も若干勢いがあるといったところでしょうか。

確かに駅チカ+スーパーがあるので意外にも便利な土地かもしれません。

この地域をマップで見てみると、

大型ショッピングセンターや薬局、

クリニックといった医療機関が多いのが共通点となっていました。

やはり普段の生活で必要なものが家の近所に大方揃っていると、

その分移動時間やガソリン代を節約できるので、

そういった地域に優位性がある模様です。

意外にも都心部の新町が良い成績?

一方、都心部の新町や卸売市場がある卸町も今回増加していますが、

ここは特殊事情があると言うべきでしょう。

新町については最近マンションが増えた影響とみられます。

いわゆる都心回帰的な現象ってやつですね。

元から交通の便がピカイチで良いエリアの上、

最近は駅前庁舎が出来上がったことから、

役所での手続きが何かと便利なエリアです。

しかしながら実情としては郊外SCと比べまだまだ勢力が足りず、

若者が遊びに行ったとしても駅ビルやカラオケ程度しかないのが課題ですね。

卸町についてですが、

基本このエリアは居住区域が少なく、

文字通りほとんどが工場や運送会社のオフィスで占められています。

もとから人口は多くありませんが、

企業の進出や撤退により人口は毎年増えたり減ったりしています。

学生が多い大矢沢周辺も好調?

意外だったのが大矢沢

このエリアにはそこまで大きなスーパーがあるというわけではありません。

唯一考えられるのは、

この周辺に大学が3校もある関係で、

多くの学生がアパートやマンションを借りて住んでいるということ。

その影響か隣の横内についても横ばいとなっているので、

大学が近くにあることから人口がある程度維持できているのかもしれませんね。

長くなってきたので続きは次回お送りします。

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