青森県内基準地価2020/7から判明した各市町村の情勢を分析!

地域経済研究

もはや当ブログで毎年の恒例行事と化している「地価」についてのニュースです。

遅くなりましたが、

青森県では9月29日に県内の基準地価(7月1日時点)を発表しました。

それによると、住宅地、商業地、工業地すべてにおける変動率はマイナス1.1%で、

29年連続の下落。

ここ最近5年間は減少幅が縮小していたんですが、

今年の減少幅は前年比0.1ポイント拡大してしまいました。

やはりコロナの影響もあって不動産取引が停滞しているようで、

去年は住宅地で17地点も上昇したのが、

今年は僅か5地点しかありませんでした。

商業地についても去年は8地点だったのが、

今年は1つもありませんでした。

いかにコロナによる影響が大きいかが計り知れますね。

そして青森県内の価格上位の詳細についてですが、

まずは商業地から。

順位 所在地と地番 価格 変動率
1 青森市新町1丁目成田本店 197,000 -0.5
2 青森市新町1丁目アセントビル 145,000 -0.7
3 八戸市三日町エムジェビル 132,000 0.0
4 青森市本町1丁目山谷ビル 93,500 -0.4
5 弘前市駅前町くすりの厚生会 92,500 -0.5

今年も例年通り青森市新町1丁目にある成田本店が堂々の1位ですね。

しかしながら、ねぶた祭りの中止と国際ホテルの閉店も相まって、

それが地価にも影響してしまったようです。

一方、八戸市の中心市街地(三日町)ではマイナス回避となりました。

続いて住宅地。

順位 所在地と地番 価格 変動率
1 青森市浜田サンドーム北方 66,500 0.0
2 青森市橋本3丁目東伝寺東方 59,800 0.0
3 弘前市塩分町弘前市役所新館西方 58,800 0.0
4 青森市桂木3丁目斎藤治療院南方 53,800 0.4
5 青森市中央3丁目中部クリニック南方 51,800 0.0

人気の高い上位5地点に関しては、

ご覧の通り価格をキープしているではありませんか。

まあ、上昇こそ今回していませんが、

どんなにコロナによる影響があったとしても、

ショッピングセンターなどに近いエリアでは、

買い物が便利であるため、

依然として根強い人気は一定数あると言えるでしょう。

意外にも弘前市が県都が上位に集中している中で3位に押しのけました。




そのほか、青森県全体421地点ごとをみると、

青森市と弘前市に関しては、

新興住宅地を中心に変動率は横ばいとなっており、

下落したエリアと横ばいのエリア半々ぐらい、

しかし八戸市に関しては下落したエリアのほうが多くなっています。

住宅地では八戸市の住宅地が上位5地点に入っていなかったので、

それが物語っていますね。

あと特記すべき点としては、

五所川原市に関しては中心市街地よりも、

大型ショッピングセンターエルムのあるほうが地価が高かったということ。

もはや逆転現象が起きているではありませんかw

いかにエルムの集客力が高いかが鮮明に伺えます。

あと、三沢市については何とすべてのエリアで横ばいとなっています。

明確な理由は不明ですが、

米軍基地があるためその経済効果というものがあるのでしょうか?

おいらせ町についても、

三沢市と八戸市のベッドタウンということもあり、

ほとんどのエリアで横ばいとなりました。

やはりこういったベッドタウンは強いですね。

ということで以上、青森県内の基準地価2020/7から判明した、

各市町村の情勢を分析してみました。

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