今日は、
先日の2019年12月25日に60周年を迎えた青森駅舎について語っていきます。
60年間にわたる青森駅の歴史について軽く振り返ってみる
ご存じのように、
現・4代目となる青森駅舎は、
2019年12月25日をもって完成から60年を迎える還暦となりました。
YouTubeのほうでも触れていますが、
個人的には、
「まさか今の駅舎が60周年を迎えてしまうとは・・・」
と感じました()
何せ改築工事がまともに進んでいれば、
北海道新幹線開業のタイミングで新駅が完成していたことだし、
そうなると60年駅舎が持つということ自体なかったはずです。
逆に言えば、
改築工事が遅れたことで、
60年という節目を迎えたことが可能になったということですね。
まさにある意味奇跡でしょう()
そしてこの60年間では、
青森駅のみならず青森市、青森県、
しいては日本の歴史を塗り替えるであろう出来事が相次ぎました。
4代目駅舎(東口)は1959年(昭和34年)12月25日に竣工しましたが、
その間には以下のような出来事がありました。
まずは簡単な歴史から振り返っていきましょう。
・1968年(昭和43年)5月16日:「十勝沖地震」発生。桟橋が抜け落ちる等の被害。
・1986年(昭和61年)5月23日:青森駅ビル「ラビナ」開業
・1987年(昭和62年)4月1日:国鉄分割民営化(題して、国鉄解体)によりJR東日本管轄へ(当時の青函連絡船青森桟橋はJR北海道函館支店管轄)
・1988年(昭和63年)3月13日:青函連絡船廃止(ただし暫定運航が同年6月3日から9月19日まで行われた)&津軽海峡線開業
・2010年(平成22年)12月4日:東北新幹線全線開業(優等列車のルート変更等)&青い森鉄道線全線開業
・2016年(平成28年)3月26日:北海道新幹線開業(優等列車は同月21日に運行終了)
・2020年度末(令和2年度末):東西自由通路&駅事務室部分完成予定
こうしてみるといろいろとありましたね。
長くなるのでここでは優等列車の沿革等については割愛させていただきますが、
多くの方がご存じの通り、
ついに青森駅へ乗り入れる優等列車は、
特急「つがる」のみとなってしまいました(しかも3往復だけ)。
ほんの数年前までは特急「スーパー白鳥」・「白鳥」・「はまなす」、
そして忘れてはならないJR北海道の苗穂工場が生んだ、
伝説の魔改造列車である785系、
通称「バッタ」も青森駅へ乗り入れていた時代がありました。
バッタは基本的に多客期におけるスーパー白鳥の増結運用に参戦していましたね。
実に懐かしいものです・・・
新駅舎完成と同時に迫る旧駅舎解体へのカウントダウン
そしてもう一つ忘れてはならないのが、
現・4代目駅舎解体及び新・5代目駅舎の完成ですね。
新・5代目駅舎については、
東西自由通路並びに駅事務室の部分が2020年度末(令和2年度末)に供用開始となっている予定なので、
つまりは完成まで残り1年となりました(複合施設の開業時期については未定)。
新駅舎が完成し供用を開始するということは、
裏を返せば旧駅舎の取り壊しも待ち構えているということです。
出で立ちが県都代表駅とはお世辞にも言い難い、
「伝説のポンコツ駅舎」という名目で名を馳せたであろう西口駅舎に関しても、
まもなくお別れということになるでしょう。
現在は、仮設通路を通すために、
外壁の一部がぶち抜かれています()
東口駅舎も含め写真等で記録に残したいという方は、
お早めの撮影をおすすめいたします。
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