もはや夏の恒例行事でもある、
毎年7月に発表されるJR東日本の各駅乗車人員及び線区別利用者数。
遂に昨日JR東日本盛岡支社管内のデータが公開されました。
今日は前半となる各駅乗車人員の分析を行っていきましょう。
ということでまずは2019年度の盛岡支社管内上位10駅の1日平均各駅乗車人員です。
順位 | 駅名 | 本年度 | 前年度比 | 前年順位 |
1 | 盛岡 | 17,695 | △ 249 | 変化なし |
2 | 青森 | 5,373 | △ 24 | |
3 | 八戸 | 4,520 | 31 | |
4 | 一ノ関 | 4,312 | △ 86 | |
5 | 新青森 | 3,891 | △ 42 | |
6 | 北上 | 3,787 | 9 | |
7 | 花巻 | 3,269 | △ 18 | |
8 | 矢幅 | 3,145 | 121 | |
9 | 岩手飯岡 | 2,268 | △ 73 | |
10 | 水沢 | 1,862 | 3 |
※単位:人
いかがでしょうか。
まず、順位としては前年と全く変わっておりませんね。
しかしながらコロナウイルスの影響もあってか利用者数は減少気味であり、
特に盛岡は前年度比マイナス249人という結果です。
一方、青森は前年度比マイナス24人となっており、
コロナウイルスの影響が大きく響くかと思いきやそこまででもありませんでした。
むしろ前年と比べ横ばいと言えますね。
そして八戸については何と前年度比プラス31人を記録。
コロナ過の割にはそこそこ健闘しているのがお分かりいただけます。
新青森も前年度比マイナス42人となりましたが、
コロナ過の割にはそこまでの減少ではありませんでした。
他、岩手県内の駅では増加したところもあれば減少したところもあり、
エリアによって結構差が出ていますね。
特に矢幅は何と前年度比プラス121人をたたき出しています。
ネットで調べてみると、
どうやら2019年9月21日に岩手医科大学附属病院が盛岡市から大部分の機能を矢巾町に新築移転したという記述があるため、
恐らくは通院目的で利用する人が増えたのかも知れません。
建物の規模も10階建てなので地域医療の中枢をなしているものと思われます。
続いて東北新幹線各駅乗車人員を見ていきましょう。
順位 | 駅名 | 乗車人員 | 前年度比 | 前年順位 |
1 | 盛岡 | 7,673 | △ 111 | 変化なし |
2 | 新青森 | 4,111 | △ 108 | |
3 | 八戸 | 3,400 | △ 81 | |
4 | 一ノ関 | 2,218 | △ 25 | |
5 | 北上 | 1,408 | △ 21 | |
6 | 水沢江刺 | 970 | △ 33 | |
7 | 新花巻 | 900 | △ 50 | |
8 | 七戸十和田 | 761 | △ 14 | 9 |
9 | 二戸 | 760 | △ 28 | 8 |
10 | いわて沼宮内 | 78 | △ 5 | 変化なし |
何とすべての駅で前年度比マイナスを記録しています。
これはJR発足以来初の出来事かもしれません。
やはりコロナウイルスの影響で新幹線の利用者数が落ち込んでいるものと思われます。
特に落ち込みが大きいのがターミナル駅である盛岡と新青森。
利用者数も多いので減少数に限ってみると3桁となっているのが分かります。
そしてお気づきの方もいらっしゃるかと思いますが、
何と七戸十和田と二戸の順位が入れ替わっているではありませんかw
僅か1人の差ではありますが、
七戸十和田が二戸を超えたのは開業以来史上初の出来事です。
確かにこれまでの推移を見ても、
七戸十和田は二戸の乗車人員に年々接近している傾向にあったため、
そろそろ超えそうな気配というのは十分にありました。
また、以前動画でもお伝えした慢性的な駐車場不足(パークアンドライド)も要因でしょう。
しかしコロナウイルスの影響もあり全体的に利用者数が減ったことでどうなるかと思いましたが、
七戸十和田よりも二戸の減少数のほうが大きかったため、
今回遂に逆転する結果となりました。
とは言え2019年度の集計は2019年4月1日から2020年3月31日。
コロナウイルはちょうど年度が切り替わるタイミングで大流行したため、
来年度の数値も場合によっては今回よりも更に減る可能性があります。
早期の終息を願うばかりですね。
あと乗車人員の流れで話が変わりますが、
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