八戸線は2020年3月27日をもって全線開業から90周年を迎えました。
八戸線と聞いて記憶に新しいのが2017年の新型車両キハE130系の導入。
これまで約40年と長きにわたり走り続けてきたキハ40系が2018年に完全引退し、
そのあと後継として新型車両が投入されましたが、
それがまさかのキハE130系だったということも意外でした。
てっきり個人的には、
非電化区間でお馴染みのキハ100系あたりが登場してくるかと一瞬思っていたころがありましたが、
その予想を覆される結果となりました()
あと意外に思ったのが、
3ドア対応や英語放送の導入ですかね。
3ドア対応に関しては人口密集地である八戸市内区間に相当する、
八戸線八戸~鮫間がやはり突出して利用者が多いので、
それを考慮したものですが、
まさか本気で対応させるとは思っていませんでした()
確かにキハ40系は2ドアの上、
利用者の多い都市部用としては少々扱いづらいボックスシートが主流だったので、
特に朝の通勤通学時間帯は乗降がスムーズに行われなかった影響があったのも理由でしょう。
英語放送の導入については、
まあさすがに新型車両であることから恐らく入れるだろう思っていたので、
結果的に予想は的中しました。
逆に701系のワンマン放送タイプが導入したならば、
それはそれである意味面白いですねw
あと八戸線で思い浮かぶことと言えば、
ご存知の方もいらっしゃるかと思いますが、
八戸線はもともとも東北本線の支線扱いだったという点。
従って開業時期も東北本線と同時期の明治時代前半だったので、
現在の地方交通線としては結構歴史のある路線なのです。
そして、何せ現在の八戸駅が中心市街地から大幅に離れていたこともあり、
当時の日本鉄道は中心市街地へ路線の延ばすべく、
現在の八戸駅から本八戸駅まで延長しました。
一時期は貨物駅であった湊駅まで旅客と貨物列車をミックスさせた混合列車も運行されていたこともあります。
それがやがて久慈まで延伸され、
現在の八戸線が構成されたということですね。
あと八戸線と言えば、
東日本大震災による津波被害で線路が流されましたが、
同じ太平洋側を走る路線の中でも一番復旧が早かったものです。
何と震災発生後の僅か1週間後(全区間でも2週間後)に復活するほど。
八戸線は思っている以上にしぶとい路線だということがここで明らかになりましたね。
コメント