津軽地方を拠点に走る弘南バスへのICカード導入の件について、
続報が10月27日入ってきたので早速解説していきたい。
まず、弘南バスのICカードの名称が「MegoICa(メゴイカ)」に決定。
703件もの応募総数からこの愛称が選ばれた。
「MegoICa(メゴイカ)」の由来としては、
津軽弁で「可愛い」を意味する「めごい」と、
ICカードの「IC」をくっつけたものとなっている。
弘南バスでは先日まで地域連携ICカードの愛称を募集していて、
その際に地元津軽地方にまつわる愛称を条件に掲げていたため、
「なるほど、こうきたかw」と感じている次第である。
津軽地方にまつわるものとしては、
やはりりんごが一番に思い浮かぶ人も多いだろう。
その次に全国的に見ても難解な津軽弁が有名である。
中でも「めごい」は津軽地方界隈では頻繁に使う方言。
よく地元マダムが街中を歩いている子供や犬などに対して「めごい」と言っている光景も決して少なくはない。
採用されるのも納得と言えば納得である。
個人的にも弘南バスが地域連携ICカードの愛称を募集していた期間は、
りんごにまつわる名称や津軽弁など中心に候補が集まってくるのではと予測していたが、
ほぼその通りの結果となった。
ただ一つひっかかるのが、
津軽弁の「かわいい」を意味する「めごい」がどの箇所に反映されているのか?
という点である。
ICカードのデザインは現在のところ公開されていないため、
デザインの面でかわいらしさを反映したものを起用するのか、
それとも単に語呂が良いからという理由で採用したのか、
この部分が不詳である(恐らくは両方だと思われるが)。
とりあえずはデザインのほうも気になるところだ。
あともう一つ、今回の続報に関して少し驚いたのは、
何と弘南バスの全路線バス一斉にICカードを入れるというのである(段階的ではなく)。
弘南バスは弘前市を中心とした津軽地方一円に路線網を張り巡らせており、
五所川原市や黒石市、青森市、
それに鰺ヶ沢町方面までの広い範囲を管轄しているのだから、
路線バスの台数もかなり多いはずである。
いくらコロナの臨時交付金が後押ししたとはいえ、
まさか一斉に対応するとはあまり予想していなかった。
恐るべし弘南バスw
隣の十和田観光電鉄でさえ最初は一部の路線しか導入されなかったことを鑑みると、
結構弘南バスは健闘しているのだと思われる。
尚、弘南バスへのICカード導入は2023年春を予定。
この機を境に津軽地方の路線バスでは大きな改革が行われそうだ。
コメント