全国的に増え続ける訪日外国人観光客。
勿論、我が青森県でもその影響は顕著に表れており、
一時期は訪日外国人観光客における宿泊客数の前年度比伸び率が全国トップを記録するなど、
外国人観光客にとって青森県の観光は非常にウケがいいようですね(まあSuicaの導入はさておき・・・)。
そして、増加する訪日外国人観光客を見据えたことで、
最近になってから青森駅やJR線では、
英語放送をはじめとした多言語放送が流れ始めるようになりました。
毎日利用している方なら、
きっと一度は耳にしたことがあるでしょう。
英語放送と中国語放送が流れ始めた青森駅
まず、青森駅では英語と中国語の2か国語放送が流れるようになりました。
確か開始時期は2019年のはじめごろだったと思われます。
で、どういう内容の放送を流しているのかというと、
「次の、新青森駅を通る列車は〇番線から発車いたします」
うろ覚えですがこういう感じの内容ですね。
ここではなぜか行先が対応していませんが、
新幹線接続ということだけあって青森駅~新青森駅間は特に利用者が多いことから、
「新青森駅を通る列車」という点が重視されているようですね。
確かに既存の駅構内の自動放送でも「奥羽本線新青森駅経由、普通列車○○行き」と、
従来にはなかった「新青森駅経由」の音声パーツが新たに追加されているので、
それと同じいきさつでしょう。
あと、青森駅では中国語放送も流れています。
さすがにスペルは知りませんが・・・w
まあ英語放送と同じ内容でしょう。
こちらも発車数十分前から流れ始めており、
増加する中国人観光客を見越して新青森駅経由の列車という点を強調していますね。
その一方で、
津軽線や青い森鉄道線の発車では英語放送や中国語放送は流れません。
だからと言って外国人観光客が一切乗らないわけではありませんが、
奥羽本線よりかは少ないので対応していないのでしょう。
今度録音でもしてきましょうかね・・・?
タブレット放送を導入した奥羽本線
あと、奥羽本線の車内でも英語放送が流れるようになりました。
こちらは「タブレット放送」と言って、
列車の自動放送装置に直接仕込んでいるというわけではなく、
乗務員が操作するタイプのものとなっています。
もっと詳しく言うと、
行先や停車駅といった案内に関する英語の文章をあらかじめ入力しており、
必要な際にその都度タブレットで乗務員が操作する仕組みになっているのです。
↓こちらのプレスリリースが最も参考になるでしょう。
タブレット端末を活用した訪日外国人旅行者向けサービス向上の取り組みについて
この場合は「異常時放送英文化アプリ」といって、
異常時に運行管理指令から文章の伝達が行き、
それを文字化することでタブレットでの放送が可能になるというものですが、
これと似たような仕組みです。
基本的に奥羽本線のタブレット放送では、
行先や停車駅の案内が流れていますが、
なぜか乗る列車によって微妙に文面が異なるので、
すべての列車で聞けるわけではなさそうです。
あとタブレット放送ということだけあってか、
音量が若干小さく聞こえるため、
場合によっては走行音でかき消されて何を言っているのか分からないこともしばしばありますが、
まあそこはこれからの改善点ですね。
そしてご存知のように、
ワンマン非対応の701系には自動放送装置が搭載されていませんので、
そこで自動放送が流れること自体が新鮮に感じますねw
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