以前別の記事で、
青い森鉄道が公開している利用者数データは、
「乗車人員」と「乗降客数」どちらなのか?という点を取り上げましたが、
遂にその謎が解けたのでここで説明いたします。
なお、詳細については、
「とある青い森鉄道利用者数データの矛盾 これは乗車人員か乗降客数か?」
をご参照ください。
青い森鉄道が公開している利用者数データは「乗降客数」だった!
のっけから答えをぶっ放していますが・・・()
その答えはズバリ、
「乗降客数」でした。
ということは、
ウィキペディアの2018年のバックナンバーに載っていた、
青い森鉄道線(青森市内区間)各駅の「乗車人員」は、
本当は「乗降客数」だったということになるのです。
つまり、データを載せる際、
誰かが「乗降客数」を「乗車人員」と見間違えてしまった可能性が考えられます。
では、なぜ青い森鉄道が公開している利用者数データが「乗降客数」だと言い切れるのか・・・?
それはコチラの資料を見ると一目瞭然です。
資料(23ページ):東青地域の現状
もともと上記の資料は、
青森市ホームページの連携中枢都市圏についてのページに付随する形で掲載されていたのですが、
なんとそこに青い森鉄道の乗降客数データが堂々と載っていたのです。
これはたまたま発見したものであり、
まさかこの場所にデータが眠っていたとは想像すらしませんでした()
ともかく真実が判明したので満足ですが、
まさにコ〇ンの「真実はいつも一つ!」ですねw
で、肝心の乗降客数が載っている資料を見ていただくと、
上部にきっちりと「圏域内の鉄道(青い森鉄道株式会社)の 1 日平均乗降人員(平成 29 年度)」
と書かれていますね。
これで100%確たる証拠が出ました()
でも、発見しただけで終わるのはさすがにもったいないので、
せっかくですから青い森鉄道の乗降客数データについても触れてみましょう。
青森市内のほとんどの駅では乗降客数が1000人越えを達成!
駅名 | 定期外 | 定期 | 合計 |
青森 | 2,321 | 2,449 | 4,770 |
筒井 | 377 | 1,115 | 1,492 |
東青森 | 517 | 797 | 1,314 |
小柳 | 373 | 690 | 1,063 |
矢田前 | 235 | 1,035 | 1,270 |
野内 | 134 | 929 | 1,063 |
浅虫温泉 | 457 | 225 | 682 |
西平内 | 29 | 108 | 137 |
小湊 | 243 | 625 | 868 |
清水川 | 30 | 140 | 170 |
狩場沢 | 10 | 35 | 45 |
上記の表は、
東青地区における青い森鉄道各駅の1日平均乗降人員(平成29年度)です。
これを見ると、
浅虫温泉駅を除く青森市内の各駅では、
いずれも乗降人員が1,000人を突破しているのがわかります。
青森駅はもちろんのこと、
2014年開業の筒井駅は特記すべき点であり、
ここでは取り上げませんが実は開業以来急速に利用者数を伸ばしています。
かつては筒井駅よりも東青森駅のほうが利用者数は多かったのですが、
筒井駅周辺には青森高校があることや、
住宅密集地という環境であるがゆえに、
最近になってから順位が逆転しました。
それぐらい勢いがあるということになりますね。
また、意外と小湊駅に関してもそれなりの利用者数があります。
ベッドタウンとまではいかないと思いますが、
青森市内への通勤通学需要はそこそこあるといえるでしょう。
改めて青い森鉄道における利用者数データの疑問を解消できたことは、
誠に感慨深いです()
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