おはこんばんにちは、アオラボです。
日経BPは10月22日にこんなデータを公開しました。
その名も、「シティブランド・ランキング ―住みよい街2020―」!
前回の記事も都道府県魅力度ランキングでしたから、
「またランキングかよ!」と突っ込みたくなりますがそれはさておき()
このランキングでは、
働く世代約2万人を対象としたアンケート調査から得られたものであり、
その人が今住んでいる街ないしは最近まで住んでいた街を対象に、
全国326自治体(東京23区含む)に対する「住みよさ」について、
インターネット調査を実施したものです。
調査対象となったのは↓
- 安心・安全
- 快適な暮らし
- 生活の利便性
- 生活インフラ
- 医療・介護
- 子育て
- 自治体の運営
- 街の活力
以上の8分野・合計38の評価項目となっています。
詳細については後のリンク先を参照にしてもらうとして、
我が青森県の自治体は一体何位に入っているのでしょうか?
ではまず、全国上位30位にランクインした自治体から見ていきましょう。
総合順位 | 自治体名(都道府県名) | 総合スコア |
---|---|---|
1 | 武蔵野市(東京都) | 68.5 |
2 | 千代田区(東京都) | 68.4 |
3 | 文京区(東京都) | 67.7 |
4 | 中央区(東京都) | 66.4 |
5 | 港区(東京都) | 66.1 |
6 | 印西市(千葉県) | 65.5 |
7 | 札幌市(北海道) | 65.4 |
8 | 春日市(福岡県) | 65.0 |
9 | 西宮市(兵庫県) | 64.9 |
10 | 府中市(東京都) | 64.7 |
11 | 福岡市(福岡県) | 64.4 |
12 | 渋谷区(東京都) | 64.1 |
13 | 仙台市(宮城県) | 63.3 |
14 | 芦屋市(兵庫県) | 62.9 |
15 | 品川区(東京都) | 62.7 |
16 | 世田谷区(東京都) | 62.6 |
16 | 藤沢市(神奈川県) | 62.6 |
18 | 三鷹市(東京都) | 62.4 |
19 | 宗像市(福岡県) | 62.2 |
20 | 浦安市(千葉県) | 61.9 |
20 | 松山市(愛媛県) | 61.9 |
20 | 太宰府市(福岡県) | 61.9 |
23 | 目黒区(東京都) | 61.8 |
24 | 長久手市(愛知県) | 61.6 |
25 | 守谷市(茨城県) | 61.5 |
26 | 神戸市(兵庫県) | 61.3 |
27 | 廿日市市(広島県) | 61.2 |
28 | 豊中市(大阪府) | 61.1 |
29 | 新宿区(東京都) | 61.0 |
30 | 台東区(東京都) | 60.8 |
30 | 小松市(石川県) | 60.8 |
※総合スコアの数値は偏差値(資料:新・公民連携最前線)
↓参考資料
「シティブランド・ランキング ―住みよい街2020―」を発表|日経BP
1位は武蔵野市(東京都)、ビジネスパーソンが「住みよい街」|新・公民連携最前線|PPPまちづくり
なるほど、そうきましたか・・・
やはり首都東京都である自治体が上位を独占していますね。
まあ、交通の便で言えば断トツ利便性が良いので、
これについては特に異論はありません。
東京23区に限らず、
郊外の多摩地域もランクインしています。
6位には千葉県の印西市が入っていますが、
ここは最近になってから人気が高まっている街であり、
千葉ニュータウンの拠点都市でもあることから、
子育て世代が増加しているとのこと。
また、都心と成田国際空港の中間に位置しているため、
都心へのアクセスの良さから、
多くの物流系企業がここ印西市にオフィスを構えているということで、
あのGAFAであるグーグルのデータセンターも進出したほど、
印西市は今ビジネスの面でも注目されています。
次の7位には北の大都市札幌市がランクイン。
札幌市より人口が多い名古屋市といった大都市を差し押さえてのランクインであるため、
これは少々意外ですね。
札幌市に関しては、
同じ道内のほかの町からの移住が増えているとのことであるため、
それも影響しているのでしょうか?
そして13位には仙台市がランクイン。
これについては以前の記事でも魅力度ランキングで上位に入っていたので、
住みよさの面でもそこそこ優秀というのでしょう。
あとは福岡県や京阪神エリアの自治体も多く入っていますね。
というか、そもそも上位30位以内に、
北海道・東北エリアが2都市しか入っていないじゃないですかw
まあそれは置いといて、
では、我が青森県の自治体は何位に入っているのでしょうか?
以下は北海道・東北エリアのランキングです↓
エリア順位 | 自治体名(都道府県名) | 総合スコア | 総合順位 |
---|---|---|---|
1 | 札幌市(北海道) | 65.4 | 7 |
2 | 仙台市(宮城県) | 63.3 | 13 |
3 | 弘前市(青森県) | 59.0 | 54 |
4 | 秋田市(秋田県) | 58.3 | 71 |
5 | 旭川市(北海道) | 57.9 | 77 |
6 | 酒田市(山形県) | 56.9 | 106 |
7 | 北上市(岩手県) | 56.8 | 109 |
8 | 名取市(宮城県) | 56.3 | 121 |
9 | 盛岡市(岩手県) | 55.3 | 146 |
10 | 青森市(青森県) | 54.9 | 154 |
※総合スコアの数値は偏差値(資料:新・公民連携最前線)
◆ランキングの対象となった北海道・東北エリアの市
青森県=青森市/弘前市/八戸市
岩手県=盛岡市/北上市/一関市
宮城県=仙台市/石巻市/名取市/多賀城市/大崎市
秋田県=秋田市
山形県=山形市/米沢市/酒田市
福島県=福島市/郡山市/いわき市
何と、県都の青森市を超え弘前市が北海道・東北エリアで3位に入っているではありませんか!
総合順位では54位ですが、
それでも北海道・東北エリアで3位になったのは良いことです。
弘前市と言えば全国的にも有名な観光地であり、
桜まつりには膨大な数の観光客が訪れます。
そして、弘前市には国立大があることもあり、
病院の数は人口の割に多いというのも住みよさで評価された模様です。
一方、青森市は10位という結果に・・・
やはり積雪1メートルを超える豪雪都市であるため、
雪かきが面倒という理由もあるのでしょう。
で、10位以内に入らなかった八戸市についてですが、
こちらは悲しいことに何と200位以内にも入っていませんでした()
詳しい要因は不明ですが、
工業都市をメインにやっている自治体は上位にあまりランクインしていないため、
三菱製紙の主力工場やセメント工場など重工業がある八戸市は、
それが要因で入らなかったのかもしれません。
確かに今どきは重工業よりもIT関係のほうが調子が良いですしね。
因みに他地域ごとのトップ3は以下の自治体がランクインしました↓
◆関東
順位 | 都市 |
1 | 武蔵野市(東京都) |
2 | 千代田区(東京都) |
3 | 文京区(東京都) |
◆中部
順位 | 都市 |
1 | 長久手市(愛知県) |
2 | 小松市(石川県) |
3 | 松本市(長野県) |
◆近畿
順位 | 都市 |
1 | 西宮市(兵庫県) |
2 | 芦屋市(兵庫県) |
3 | 神戸市(兵庫県) |
◆中国・四国
順位 | 都市 |
1 | 松山市(愛媛県) |
2 | 廿日市市(広島県) |
3 | 広島市(広島県) |
◆九州・沖縄
順位 | 都市 |
1 | 春日市(福岡県) |
2 | 福岡市(福岡県) |
3 | 宗像市(福岡県) |
関東では東京都が、近畿では兵庫県が、
九州・沖縄では福岡県がそれぞれ独占していますねw
こうしてみると、住みよさランキングで上位を取った自治体は、
必ずしも大都市であるとは限らないということが分かります。
いかに市民に優しい都市であるかが重要だという意味になりますね。
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