いよいよ本格的な段階に入ってきたところです。
青森市は11月27日に、
青森操車場跡地(青い森セントラルパーク)へ整備予定の、
アリーナのイメージ図を公開しました。
ということでまずはこちらをご覧ください↓
アリーナは全国的にみても類例のない2棟整備する!?
引用・加工:(仮称)青森市アリーナ及び青い森セントラルパーク等整備運営事業に係る最優秀提案者の選定結果について/青森市
これは、青い森セントラルパークに整備予定のアリーナを南側から見たものです。
勿論、イメージ図という範疇なので、
今後何かしらの変更点がある可能性もありますが、
これまで色々議論を重ねた結果、
最終的にはこのような規模になる予定です。
個人的には意外と大きいと思いました。
加えて意外だった点は、
メインアリーナとサブアリーナの2つを整備するという部分。
個人的に予想していたのは1つのアリーナでしたが、
用途に合わせてアリーナを2つにした模様です。
尚、アリーナをはじめとする、
青い森セントラルパークの整備運営事業に係る最優秀提案者については、
日本の大手総合建設会社である「大成建設」が選ばれました。
最優秀提案者ということだけあって、
実はこのほかにも複数の計画案が提出されたのですが、
コストパフォーマンスを考慮した結果、
大成建設のデザインが選ばれたということです。
そして気になる整備コストについてですが、
アリーナの総事業費(15年間の運営費含む)は何と107億7406万円。
実に100億円を超えるという、
青森市でも屈指の大規模開発ということになります。
総事業費としては青森駅改築工事よりも高い100億円を超えていますが、
実はこれが複数提案された計画案の中で、
最も総事業費が安いとのことです。
昨今のコロナによる経済へのダメージは甚大なものになっていますが、
それでもこの大成建設が提案した計画案が最もお財布に優しいということで、
最優秀提案者として選ばれました。
勿論、最終的なデザイン(建物の内外壁など)はまだ決まっていませんが、
アウトライン的には上図のようになるということです。
尚、関係者によると、
このようなメインアリーナとサブアリーナが分離した体育施設は、
全国的にみても類例のないものということだそうです。
確かに私も当初は、
メインアリーナ1つだけしか整備されないのではと思っていましたし、
ごく一般的なアリーナと言えば、
全国的にみても大体が1つの建物で成り立っているので、
よく考えてみれば珍しいですね。
青い森セントラルパーク新駅への自由通路も描写されている!
そして注目してほしいものがもう一つ。
あの青い森セントラルパークへの新駅についてですが、
イメージ図を見ると、
アリーナから屋根付きの自由通路的な歩道が、
新駅まで伸びているのが分かると思います。
ということは、
雨にぬれずに新駅とアリーナを行き来できるという設計になっているという意味になります。
これは利用者にとってうれしいですね。
私も当初は、アリーナと新駅を結ぶ、
連絡通路的なものがあれば良いとうっすら思ってはいたのですが、
まさか実現するとは少々驚きましたw
とは言え連絡通路込みで総事業費107億円なわけですから、
これなら納得できますよね。
あとはイメージ図にある通り、
バス乗り場も整備される予定になっています。
こちらは以前から小野寺市長が喋っていたので、
市営バスなどの乗り入れが実現される模様です。
となればバス路線を少し弄る必要が出てきますが、
これもどういうルートになるのか気になりますね。
観光通り(国道103号)方面から一部の系統を伸ばすのでしょうか?
アリーナは多機能の利用を想定
そしてこちらはメインアリーナの内部のイメージ図になりますが、
大規模なアリーナによくある液晶モニターが今回ここに取り付けられる模様です。
最近八戸駅西口に開業したフラット八戸のアリーナにも、
この液晶モニターが付いていたので、
どこか似ている部分があります。
尚、イメージ図ではバスケの試合しか描写されていませんが、
小野寺市長によると、
このアリーナはスポーツイベント以外にも、
音楽フェスの開催や避難所としての利用も鑑みているということなので、
多機能にわたるアリーナと言えるでしょう。
市民の一部からは「アリーナは不要」という意見もありますが、
合浦公園付近にある老朽化した市民体育館を移転してテコ入れするという観点では、
私はアリーナがあっても良いと思います。
以前市民体育館では、
設備が故障して一定期間使えなかった挙句、
バレーボールなどの試合が出来なくなったというほどですので、
それを鑑みれば今回のアリーナ整備は100%「ハコモノ」とは言い難いでしょう。
プラスアルファ、新駅も整備すれば多くの利用者が見込めそうですし、
ここで大型の音楽フェスも開催すれば、
若年層の利用も増えるのでは?と思っています。
とにかく造って終わるのではなく、
今後いかにして定期的にイベントを開催できるかが評価のポイントとなりそうですね。
コメント