4月29日、十和田観光電鉄バスの地域連携ICカードの名称が遂に発表された。
その名も、「Towada SkyBlue Pass(十和田スカイブルーパス)」!
地域名が入っているのでどこのカードか分かりやすいが、
これまた随分と長ったらしい愛称になっているではないか()
因みに、地域連携ICカードの愛称決定に至っては今回、
十鉄では一般公募していない。
全て会社内で決めたものである。
一方、これまでの地域連携ICカードの愛称決定において、
青森市営バス等や八戸市営バス等ではいくつかの選択肢が設けられ、
その中から一般市民が投票する形で募集が行われた。
尚、2024年に地域連携ICカード導入が予定されている弘南バスでも一般公募で行った(愛称はまだ未発表)。
ということで十鉄が県内のバス事業者で唯一公募を行っていないことになる。
まあ、だからと言って十鉄の対応が何とも閉鎖的だとまでは言わないが・・・
とりあえずは愛称が決まったということで一歩進んだのではないか。
では、なぜこのような長ったらしい愛称になってしまったのか?
十鉄によると、「自社が所属する国際東北グループと一体感を出したかったから」
とのこと。
国際東北グループには、岩手県交通・秋北バスの2社も加入しており、
いずれもほぼ同じタイミングで地域連携ICカード導入が決まった。
岩手県交通では「岩手グリーンパス」、
秋北バスでは「秋北オレンジパス」とそれぞれ名称を決めたため、
十鉄でもそれに乗っかるべくこのような長ったらしい愛称になったという。
また、十和田市と言えば十和田湖が有名な観光地であるため、
その湖面に映える青空をイメージさせることもできるという理由から採用された。
確かにこれなら地域密着型感があって説得力のある愛称だろう。
尚、プレスリリース(十鉄ICカードチラシ)の通り現在ICカードが利用できるのは、
みちのく経由青森線と野辺地まかど温泉線の2路線のみとなっているが、
今後順次拡大していく予定。
個人的にはやはり思い入れのある旧十和田観光電鉄線(三沢~十和田市間)のルートである、
電車代替バスにも早期に対応してくれればありがたい。
あとは十和田市~八戸市間の路線でも導入されれば買い物等にも便利そう(乗車率がどの程度かは不明だが)。
しかしながら、みちのく経由青森線がICカード対応になっているというのが地味に面白い。
乗車率はどの程度なのか今度乗ってみようと思う。
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