今年も本格的な夏が青森にもやってきた。
しかし、暑さの影響か、
遂に私のパソコンに入っているテレビ機能が壊滅し、
録画はおろかリアルタイムで見ることすらできなくなってしまった次第w
今年の夏は恐ろしい予感()
さて、毎年お馴染み、
2023年の路線価の発表が7月1日国税庁よりおこなわれた。
混同する人も多いと思うので主な違いを表にしてまとめたものが以下である↓
公示地価 | 基準地価 | 路線価 | |
調査主体 | 国(国土交通省) | 都道府県 | 国税庁 |
評価時期 | 毎年1月1日時点 | 毎年7月1日時点 | 毎年1月1日時点 |
発表時期 | 毎年3月下旬 | 毎年9月下旬 | 毎年7月1日 |
今回は路線価なので財務省の外局である国税庁が担当している。
ということで、早速今年の成績を見ていこう。
◆青森県内7税務署管内の最高路線価
所在地 | 2023年 | 2022年 | 増減率 |
青森市新町1丁目(新町通り) | 155 | 155 | 0.0 |
八戸市三日町(三日町通り) | 105 | 105 | 0.0 |
弘前市駅前3丁目(駅前商店街通り) | 84 | 85 | ‐1.2 |
五所川原市唐笠柳藤巻(県道福山五所川原線通り) | 37 | 37 | 0.0 |
三沢市松園町3丁目(30ロード商店街通り) | 33 | 33 | 0.0 |
むつ市中央2丁目(国道338号通り) | 33 | 33 | 0.0 |
黒石市一番町(駅前通り) | 21 | 21 | 0.0 |
※単位は千円
いかがだろうか?
ご覧の通り、弘前市以外の地点はすべて横ばいで、
何と言っても今年はまあつまらない結果となった()
県都青森市に関しては、
青森駅東口駅ビル建設及び、
中三や角弘一帯エリアの再開発が進み、
先般、遂に中三跡地に商業施設「THREE」がオープン。
開業当初は勿論のこと、
連日多くの市民でにぎわっていたが、
まだ今年の路線価には反映されていない模様。
来年度は先述の青森駅東口駅ビルの開業が待ち構えているため、
それと相まって上昇に転じる確率が高まったであろう。
八戸市に関しては、
三春屋やチーノのBAN(閉店)で個人的に下落するかと思われたが、
中心街に八戸市美術館が整備されるなど、
公共投資が進んだため今年は何とか横ばいとなった。
一方、弘前市に関しては2年連続の下落となってしまった。
駅前3丁目はイトーヨーカドーのあるエリア。
1階にはロフトや無印良品という2大巨塔のテナントが入っており、
店内は買い物客でにぎわっている印象にあるが、
昨年に引き続きその効果は路線価へ発揮されなかった。
原因としては、やはり観光客などの客足が、
コロナ前まで回復していないのが最大の要因という。
とは言え、今年はインバウンドも回復している最中であるため、
来年は現状維持、
あわよくばイトーヨーカドー北側のマンション開発が続けば、
上昇に転じる確率もゼロではなさそうである。
◆東北各県の最高路線価
所在地 | 2023年 | 2022年 | 増減率 |
仙台市青葉区中央1丁目(青葉通り) | 3,470 | 3,390 | 2.4 |
郡山市駅前1丁目(郡山駅前通り) | 310 | 300 | 3.3 |
盛岡市大通2丁目(大通り) | 220 | 225 | -2.2 |
山形市香澄町1丁目(山形駅前大通り) | 175 | 175 | 0.0 |
秋田市中通2丁目(秋田駅前通り) | 130 | 125 | 4.0 |
※単位は千円
続いて東北各都市の路線価。
今年も仙台市の成績は良好で、
上昇率では全国3位だという。
やはりマンション開発や商業施設のオープンが進んでいることが要因。
また、今年は久々に秋田市が上昇に転じた。
秋田市中通2丁目は秋田駅西口のエリア。
ここ一帯には西武百貨店やフォンテといった商業施設が集積しており、
何かと買い物に便利なエリア。
要因は不明だが、
これまでの路線価が安いかつ、
インバウンドの回復もあることから上昇に転じたのだと個人的には考える。
一方、盛岡市は2年連続の下落となった。
要因としては、観光客やビジネス客の回復が遅れているとのこと。
盛岡市大通2丁目はフォーラム盛岡が近くにある中心街エリア。
先日、用事で盛岡駅前に足を運んだが、
その時はごく普通の光景であり、
駅前広場らしく多くの人が行き交っていた印象。
現状、盛岡市の中心街は盛岡駅から離れているため、
その事情もあってか観光客やビジネス客の回復が遅れていると判断されたのだと思われる。
以上、青森県内と東北各県都の路線価について分析した。
コメント