【救世主】イトーヨーカドー青森閉店後「ロピア」に決定!実は業界の風雲児!?

地域経済研究

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同じ日に2回も記事出稿の羽目になるとはw

さすがに偏りすぎではないか()


日本を代表する総合スーパー、

「イトーヨーカドー」の閉店が北海道・東北・信越で相次ぎ、

我が青森県では先日、

五所川原店、八戸店が閉店宣言を行ったが、

2月8日の東奥日報の報道によると、

遂に残る青森店及び弘前店の閉店も明らかとなった。

これにより青森県内どころか、

北海道・東北・信越にあるイトーヨーカドーはすべて消え去ることになり、

上記エリアの地方経済に大きな変化が訪れようとしている。

そして翌日の2月9日、

イトーヨーカドーは閉店宣言を行ったと同時に、

青森店、弘前店、五所川原店においては、

神奈川県川崎市に本社を置く食品スーパー、

「ロピア」がそれぞれ進出することが正式に決定した。

参照:イトーヨーカドー店舗の事業承継等について 

当ブログでは五所川原店の後継として「成城石井」を挙げていたが、

残念ながら予想が外れてしまった()

同じ東北である郡山市に本社を構える「ヨークベニマル」ですらないとは。

話を戻して、

ん?ロピアとは何だ・・・?

と思った青森県民がほとんどであろう。

それもそのはず、

ロピアが地盤固めしているのは関東・中部・近畿エリア中心であり、

東北には”ほとんど”進出していないからである。

ロピア – Wikipedia

尚、あえて”ほとんど”と記したのは、

実際のところ宮城県仙台市に1店舗のみ進出しているためである。

と言っても、仙台市に初めて進出したのは昨年の2023年8月であり、

九州・福岡県福岡市に足を踏み入れたのも同年6月と、

関東・中部・近畿エリア以外では、

まだまだ消費者に浸透していないのが現状だが、

逆に言えば2020年に近畿、2022年に中部、

2023年には九州と東北地方にそれぞれ急速に進出しているため、

いわばスーパー業界の”風雲児”とも言えるべき存在である。

ロピアの”最大の売り”としては、

総菜や生鮮品のコストパフォーマンスが高く(低価格路線)、

消費者の評価がスーパー業界でも上位にランクインするほど。

もともと神奈川県藤沢市が創業の地であり、

当初は精肉店を営んでいた。

そのため、ロピアの精肉は消費者からの評価も高い模様だ。

余談だが、テレビのニュースでよくお目にかかる、

なぜかいつも声が枯れ気味の名物社長、

秋葉弘道氏が運営している、

東京都練馬区に拠点を置くスーパー「アキダイ」も、

ロピアと同じ傘下(OICグループ)に入っている。




そんなロピアであるが、

早くもイトーヨーカドーの後継として、

青森店跡地及び五所川原店跡地は8月頃を目途に、

弘前店跡地は本年9月頃のオープンを目指している模様。

そのため、現イトーヨーカドー青森店は7月頃、

弘前店は9月頃にそれぞれ閉店させることを正式に発表した。

尚、既に閉店宣言がされている五所川原店は3月をもって完全にされ、

ロピアオープンまで数カ月のブランクがあるものの、

イトーヨーカドーのテナントスペースは4月より全面改装を行い、

エルム史上最大規模のリニューアルとなるようだ。

一方、八戸沼館店に関しては2月10日現在、

テナント誘致に向け交渉中とのこと(ロピアが入るかは不明)。

しかし2月9日の報道では、

1階及び2階のエリアを一体で貸せるテナントを優先し、

1社に絞り込むまで進展しているようだ。

オープンは2025年春頃を目途としている。

上記内容をまとめると以下の通り↓

店舗名 閉店時期 後継
イトーヨーカドー五所川原店 2024年3月31日 ロピア
イトーヨーカドー青森店 2024年7月頃 ロピア
イトーヨーカドー八戸沼館店 2024年8月頃 交渉中
イトーヨーカドー弘前店 2024年9月頃 ロピア

このように、段階的に店舗を閉鎖していくイトーヨーカドーであるが、

青森店や弘前店にあるコメダ珈琲やロフトといった既存テナントは、

基本的に現状のまま維持していく方針ということで、

まずは一安心だ。

まあ、特にモーニング喫茶を売りとするコメダ珈琲については、

営業開始時間がイトーヨーカドーより断然早いため、

わざわざ壁をぶち抜いてまでして専用の入口を造るほどであるから、

イトーヨーカドー撤退ぐらいではビクともしないわけだ。

言い換えれば、

イトーヨーカドー青森店はそれほど集客力のある、

魅力的な店舗だったということに違いはないだろう。

ただ、イトーヨーカドー独自ブランドである「ポッポ」の処遇については、

具体的に明記されていないため、

恐らくはこちらもBANされる可能性が大きいだろう。

個人的にはイトーヨーカドーの食堂=「ポッポ」のイメージであり、

イトーヨーカドーで食事に迷えばとりあえず無難に「ポッポ」で食べる、

というスタイルを長くとっていたがために、

残念でならない。

尚、弘前店1階にはバスターミナルが併設されているが、

こちらも機能を維持していくといことであるため、

バス利用者にとっては一安心。

そもそもイトーヨーカドー弘前店に関しては、

弘南バスの旧本社や営業所が鎮座していた土地に、

同社が「弘南ビル」を建て、

その中核テナントとしてイトーヨーカドーが入居していたという。

どおりで全国的にも珍しい、

イトーヨーカドー&バスターミナルという形態をとっていたわけだ。

青森店は青森市浜田エリアの中核的商業施設、

弘前店は弘前駅前エリアのデパート的存在として、

それぞれ地元民の生活を支えていたわけであるが、

次やってくるロピアは果たして、

どのような影響をもたらすのか注目だ。

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