青森県民手帳を買ってみた感想&売上が全国2位なのはなぜか?

地域経済研究

そもそも県民手帳とは何か?

県民手帳」という言葉を聞いたことはあるだろうか?

県民手帳は、

北海道・東京都・神奈川県・京都府・大阪府・兵庫県を除く41県で発行されている。

そして、県民手帳はただの手帳ではない。

カレンダーやメモ欄などのページは当然のこと、

それに加え、

各県の行事や観光情報、

人口や産業などの統計がいろいろ掲載されており、

見ていて面白いものである。

我が青森県でも毎年県民手帳が販売されており、

今回はその購入レビューをお伝えしようと思う。

青森県民手帳にはご当地情報が盛りだくさん!購入レビューの紹介

アオラボは今回初めて買ったが、

青森県民手帳の歴史は結構古い。

1958年(昭和33年)から発行されているため、

2020年版で62冊目に上るほどである。

また、青森県民手帳のカバーの色は実に豊富にあり、

2020年度版では以下の7色が用意されている。

漁火ナイトブラック
十和田湖ブルー
もみじ山レッド
種差グリーン →今回購入
さくらピンク
こぎん刺し模様(限定版)
菱刺し模様(限定版) →新発売

参考:2020年版青森県民手帳~10月25日より県内書店などで販売!~

昨年発売が始まった「こぎん刺し模様」は、

津軽地方の伝統工芸「こぎん刺し」をあしらったデザインとなっており、

発売開始からすぐに売り切れになったほど人気があったらしい。

今回はそれに加え、

南部地方の伝統工芸「菱刺し」をあしらった新デザインの手帳も発売。

県庁のホームページを見ると分かるが、

こちらも発売から1週間足らずですぐに売り切れてしまっている。

価格は通常版が1冊600円(税込)、

限定版が1冊800円(税込)となっており、

他県の手帳よりも若干割高であるが、

中身は値段以上のボリュームがあると個人的には思っている。

青森県の自慢といえば、

やはり「リンゴの生産量日本一」である。

そのため、

手帳にもリンゴの品種と特徴がずらりと並んでいるではないか。

いかにも青森県らしいコンテンツである。

青森県民の平均寿命は全国でもワーストクラスである。

これを改善しようと、

手帳にも健康対策のコンテンツがこれでもかと掲載されている。

青森県民の特徴として、

冬場は寒いだけあって、

つい塩分を多く摂取しがちであるが、

これについてもどのぐらい減らせばいいのかの目安もきっちり書かれているのがわかる。

巻頭には、

人口や総生産額といった、

青森県の統計情報がビッシリ掲載されている。

これだけ統計情報がてんこ盛りな県民手帳はほかにあるのだろうか?

というぐらいのボリューム感である。

このほかにも、

青森県の基本計画や、

県内40市町村の各種統計、

さらには議員と国・県関係機関の名簿までも詰め込んでおり、

内容がかなり充実しているようである。

そして肝心のスケジュール欄であるが、

年間、月間、週間に分かれており、

書き込むスペースもそれなりに広い。

メモ欄も1ページまるごと用意されているので、

書き込む情報が多い場合は便利である。

青森県民手帳の売り上げは全国2位!?

これはロフトが統計を取った情報であるが、

2018年版の全国県民手帳の売上ランキングで、

青森県は何と2位をたたき出しているのだ。


1位 千葉県民手帳

2位 青森県民手帳

3位 埼玉県民手帳、熊本県民手帳 ※ 同率

5位 長野県民手帳


試しに他県の県民手帳も見てみたが、

確かにどの県民手帳もご当地情報が満載であり、

値段以上のボリュームがある。

しかし青森県民手帳はそれ以上に内容が豊富であることから、

売り上げランキングでも上位にランクインしているのだと思われる。

ちなみに昨年と一昨年のランキングでも青森県民手帳は上位を占めている。

2017年版ランキング

1位 熊本

2位 青森

3位 埼玉

4位 長野

5位 福岡

2016年版ランキング

1位 青森

2位 長野

3位 熊本

4位 福岡

5位 埼玉

こうしてみると、

県民手帳の売り上げが毎年上位にランクインする県は、

ある程度固定化されているのがお分かりいただけるだろう。

やはり県民手帳の製作にも、

センス」の有無というものが大きく影響しているのだろうか?

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