【隈研吾設計】青森市総合体育館 内装を一挙公開!

地域経済研究

2022年より着々と青い森セントラルパークにて建設工事が進められてきた、

青森市の新しいアリーナである「青森市総合体育館」。

正式な開業は2024年7月1日だが、

1週間前の6月23日に一般向けの見学会が行われたため、

その模様を今回はお届けしよう。

引用:(仮称)青森市アリーナ及び青い森セントラルパーク等整備運営事業 設計概要

まだ建物周辺(公園側)は未整備の箇所が存在するが、

総合体育館の入口と正面がこちら。

右側がメインアリーナ、

左側がサブアリーナの2構成となっており、

これは全国のアリーナにおいても珍しい設計である。

そう、この建物の設計に携わった人物こそが、

かの有名な大物建築家・隈研吾氏だ。

隈研吾氏と言えば、

2021年に開催された東京オリンピックのメイン会場となった、

新国立競技場の建築に携わったことで有名。

屋根や庇(ひさし)の部分を、

何と全47都道府県から集めた木材をふんだんに使用するなど、

建築だけでなく地域貢献の面でも大いに活躍している。

そんな隈研吾氏が遂に我が青森県にも降臨し、

この青森市の新たなスポーツ活動の拠点となる、

総合体育館の設計に携わったという訳だ。

では、気になる内部を見ていこう。

やはり隈研吾氏らしく、

新国立競技場の設計と似たような雰囲気で、

屋根の庇の部分は木材を使用。

サブアリーナの下部はガラス張りであるため、

和モダンの雰囲気をより一層感じさせられる。

そして、この建物の中央となる屋根付きの空間、

通称「ヨリドマ」と呼ばれるエリア(約850㎡)は、

多様なイベントを開催するにあたり使用できるよう設計されており、

隈研吾氏が最も本領を発揮している部分。

天井は木材をクロスする形で設計しており、

まさに国立競技場を彷彿とさせるデザインである。

ブラウンに近い肌色の外壁と相まって、

これまた青森県らしく「あずましさ」が醸し出されているではないか。

これなら厳冬でも幾分かは温かみを感じられる建物だと思われる。

提供された資料ではキッチンカーのイベントも開催可能だそうだ。

こちらは小規模な利用を想定としたサブアリーナ(920㎡)。

市民センターにもよくあるコートで、

バスケットボールやバレーボール、

バドミントン、卓球といった屋内スポーツとして利用可能。

その隣にはキッズルームも整備。

面積は県内最大級となる約760㎡の広さがある。

やはり何と言っても青森市は豪雪都市であり、

特に冬場は遊具が雪で埋もれて子供が遊ぶ場所が限られるのが、

毎年当たり前の光景であった。

私も幼少期の頃は、

よく住宅街の空き地の雪山でそり遊びしていたものである()

あとは雪合戦程度であり、

その他のほとんどの時間帯は家でゲーム機にまっしぐらな状態であった。

まあ、どこの家庭も似たような光景だと思われるが・・・

今回のアリーナ設計においても、

家族連れの市民からは、

「冬場の子供の遊び場があればいい」

という声が多数寄せられたため、

それにこたえる形でこのように整備された。

ネット遊具や滑り台など、

割と大がかりな設計になっており、

これなら子供も毎回来ても飽きないであろう。

特に青森県の児童の肥満度は全国平均を上回っていることから、

いかに遊具で遊んで体力づくりをするかが大切だ。

トイレはご覧のように、

床は木調で天井には間接照明が設置されており、

何とも落ち着きのある雰囲気。

さすがアリーナだけあって便器の数は充実している。

尚、トイレは1階と2階合わせて5か所(女性トイレは6か所)も用意されており、

これは災害時にアリーナを、

防災拠点として開放できるよう設計されたものである。

フロント周辺は広々とした造り。

右の天井に吊り下げられているのはリンゴと思われる。

ここにも青森の要素が加えられ、

隈研吾氏の設計のこだわりが垣間見える。

そしてこちらがメインアリーナ(2,000㎡)。

Bリーグ開催時は約3,500人を収容できるキャパがあり、

ここはバスケットボールチーム「青森ワッツ」の拠点となる。

天井にはモニターが設置されており、

ここに選手紹介などの映像が映るようだ。

メインアリーナにも木材を使用しているおかげか、

全体的に明るく見える。

尚、メインアリーナ含めここは2026年開催予定の、

国民スポーツ大会の会場となり、

それに準じた設計となっている。

2階の通路は屋内トラックとなっており、

選手などがランニングできるコース。

こちらにも柱の一部に木材を使用しているほか、

全体的に色合いが茶色であるため、

実に温かみのある設計だ。

1階には選手のロッカールームも完備。

よくスポーツ中継で映されるが、

個人利用では滅多に入る機会がないため、

割と貴重な光景であろう。

奥にはシャワールームも用意されており、

国民スポーツ大会でも利用が想定される。




こちらは会議室及び控室

会議室は1階と2階に合計8室整備されている。

特に控室(2枚目)には絨毯が敷かれ、

モニターが天井に設置されるなど、

若干のVIP感がある。

2階には多目的室があり、

用途に応じて3つにセパレートすることが可能(計530㎡)。

ここでは卓球やダンスといったスポーツ活動をはじめ、

会議や講演なども開催できる。

総合体育館にはこうした、

多様な目的とした設備も多数用意されているのが特徴だ。

キッズルームの隣には、

人工芝のサッカーコートをはじめ、

「こども広場」も新たに整備された。

もともとこのエリアも青い森セントラルパーク内にあるため、

子供が楽しく遊べるよう地面を盛ったり、

滑り台も設置された。

橋の下には水が流れる仕様にもなっているようだ。

また、夏場の熱中症対策として、

スプリンクラーも設置されているのは嬉しい。

駐車場側には24時間対応のスポーツジムが整備された。

会員制で月額2,980円で利用できる。

青森市内にはこうした24時間対応のスポーツジムがここ最近急増し、

アリーナと一体利用が想定される。

こちらはサブエントランスとして整備されており、

ここからもアリーナへ入ることができる。

車いす用の駐車場は屋根下にあるため、

雨に濡れずに移動できる点に配慮されている。

その他、南側の入口には、

東北初出店となるカフェアンドベーカリーの店、

AMAZING COFFEEが7月1日よりオープン。

ドーナツの種類が豊富であり、

EXILEのTETSUYA氏がプロデュースしている。

もともとは2015年より移動販売車として稼働したが、

2016年に東京・中目黒に店をオープンさせたのを皮切りに、

現在は大阪と羽田空港の3店舗体制となっている。

先述の通り、青森市総合体育館は防災拠点としての利用も想定。

そのため、屋外から入れるトイレ2か所のほかに、

防災用としてマンホールを活用した即席トイレも整備された。


と、このような感じで7月1日より青森市総合体育館が開業。

果たして国民スポーツ大会が開かれる2026年、

どのように利活用されるのか注目したい。

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